ケアする建築

6件の記録
橋本吉央@yoshichiha2026年9月10日読み終わった建築、という建物のあり方の手前に、人が集まり居場所となることが、人にとってのケアのために大事なのだ、ということを再確認した本。 ニーズの変化に応じてハードと制度・サービスがセットである形から移行していくことが必要というのはもっともだなと思う。戦後の高度成長期のなかでつくられた当たり前のあり方から変えていかなければならないし、そういう実践が少しずついろんなところで行われている。 建築の専門的な話、建物の間取りとか建て方みたいなことはそんなに触れられず、場所が人にとってどのような意味を持つかということを語っていて、勉強になった。 局在的自己と偏在的自己の話も面白かった。場所という器に、殻を割った卵のように人が入る時、黄身(=局在的自己、他者から独立してある自己)は混じり合わないが、白身(=偏在的自己、環境や他者との関わりで形作られる自己)は混じり合う。他者や環境との関係性なく生きるということは実質的に不可能であり、場所においてどのように良い関係性がつくられるかが大事だということを感じた。面白いなあ。









