永遠も半ばを過ぎて

永遠も半ばを過ぎて
永遠も半ばを過ぎて
中島らも
文藝春秋
1997年9月10日
5件の記録
  • *読書で見つけた「読書(する人)」* 《「そういや、昔の本はみんなルビがあったな」 千代理事がおれの話の腰を折った。なるほど、かなり我の強いおっさんだ。 「私はね、緒上先生。七つか八つのときに漱石の『猫』を全部読んでるんですよ」 「ほう。それはおませだねえ」 「読破してね。面白かった印象は覚えてるんですが、青年期になってから読み返そうとしてびっくりしましたな。むずかしい漢字が多くて、とても七つか八つの子供に読めるもんじゃない。考えてみてわかったんだが、私は親父の本棚からずいぶん昔の本を失敬して読んでたんだな。漢字に全部ルビがふってあったんだ」》 — 中島らも著『永遠も半ばを過ぎて』(2022年10月Kindle版、文春文庫)
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