不如帰

不如帰
不如帰
徳冨蘆花
岩波書店
2012年7月18日
3件の記録
  • 伊香保温泉が舞台と思って読書会の課題本に選ばれるも、伊香保は冒頭ちょっと出てくるだけであった。家、戦争、結核という病、男尊女卑、などなど背景にあるものを考えるとなかなかに読み進めるのが大変で、かなり時間がかかった。大変に売れた小説だったということは、多くの人が物語を楽しんだのだろう。現在読む私には楽しさを感じることはなく、歴史のなかの作品として興味深く読んだ。
  • 日和
    @hiyory0109
    2025年5月9日
    ロマンチックで感動した。 千々石の言動は頭にきたけれど、出世するためにすることと思って見ていると不思議と納得できてしまった。 一途なお二人が離れ離れになったのは悲しかった。現代に生きる私が読んでそう思えるのだから、当時ベストセラーになったのも当然だ。無理矢理離婚させられて物理的な距離ができてしまっても心はいつも近くにあって、私もいつかそういう関係を作りたいと思えた。とても蘆花さんらしい。浪子さんが身を投げかけたシーンでは息を飲んだ。時代もあるのだろうが、理不尽は辛いものだなと改めて感じさせられた。話が通じない相手、取り戻せない過去、上手いなと思った。 感情の描き方は参考にしたい。
  • 茅嶋
    茅嶋
    @_Kayashima_
    1900年1月1日
    千年も万年も生きたいわ!のやつ。たぶん婦系図より大衆受けする。 ---------- 「なおりますわ、きっとなおりますわ、‪——あああ、人間はなぜ死ぬのでしょう!生きたいわ!千年も万年も生きたいわ!死ぬなら二人で!ねエ、二人で!」 (p.102) 「死んでも、わたしはあなたの妻ですわ!たれがどうしたッて、病気したッて、死んだッて、未来の未来の後までわたしはあなたの妻ですわ!」 (p.103) 今なり、今なり、今こそこの玉の緒は絶ゆる時なれ。導きたまえ、母。許したまえ、父。十九年の夢は、今こそ‪——。 (p.183) 「ああつらい!つらい!もう‪——もう婦人(おんな)なんぞに‪——生まれはしませんよ。‪——あああ!」 (p.216) 「武男君(さん)、浪は死んでも、な、わたしはやっぱい卿(あんた)の爺(おやじ)じゃ。しかい頼んますぞ。」 (p.226)
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