天冥の標6 PART3
7件の記録
ほうき@houki2026年5月17日読み終わったここまで7冊かけて描かれてきた、救世群の怨嗟がついに噴出。 当然読者は登場人物よりも深く世界の背景を知り、冥王斑の真実も、隠された治療法があることも、アイザワ・チカヤがどのような扱いを受けていたかも、どんな親友がいたのかも知っている。プラクティスが受けてきた扱い、この戦いに懸ける気持ちと目指す終着点を思えば許されない行為ではあるが、共感は出来る。 登場人物はみな、それぞれの思いを胸に秘め、大きな流れにときに逆らいときに流される。その行動の、選択の一つ一つが人類史を刻んでいく。愚かな行動もあるけれど、その人の背景を思えば強く責めることはできない。そんなことまで思わせる重厚な世界観に惚れてしまう。 ここから2800年代までさらに何が起こるのか、物語全体としてはようやく折り返しなので楽しみ




