大鴉の啼く冬 ペレス警部シリーズ (創元推理文庫)

大鴉の啼く冬 ペレス警部シリーズ (創元推理文庫)
大鴉の啼く冬 ペレス警部シリーズ (創元推理文庫)
アン・クリーヴス
東京創元社
2007年7月27日
2件の記録
  • うゆ
    うゆ
    @otameshi_830
    2025年11月15日
    透明なグラスに静かに水が注がれてゆきいつかそれは盛り上がり限界に達して溢れ出す。その瞬間に起こることが殺人という場合もあるだろう。閉ざされた社会に生きる閉塞感というだけでは表せない。鴉の顛末が示唆するように、檻から出れば自由に羽ばたけるはずなのに、実際にはそこから離れては生きていけない。外の社会に一歩踏み出せば起こらなかった悲劇もあるかもしれないが、一度外に出た人間も誘い込まれるようにまた戻ってきてしまう。謎解き役のペレス警部も事件関係者の輪の外側に居るのではなく内側に在るところが良い小説だと思いました。 出禁のモグラの八重ちゃんの里帰りエピソードを思い出してしまった。 シリーズ全部買ったので読んでいくのが楽しみです。
    大鴉の啼く冬 ペレス警部シリーズ (創元推理文庫)
  • ゴンゴン
    @gongongon
    2022年3月25日
    ☆BBCドラマ「シェトランド」を視聴して、原作を読みたくなって購入。4部作の1作目でドラマになった話だけど、内容が変わりすぎていて苦笑した。原作者はよく承諾したと思う。でも、内容は期待通り面白かったので、すっかりクリーヴスのファンになった。 【付記】しばらく文庫本を購入していなかったので、1210円もしてビックリした。今はもう慣れたけど、書籍高い…(汗) ※日付は購入日。
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