アクオリーナ 茂垣綾介が導く ジェラートの深化

2件の記録
- Eukalyptus@euka_inrevarld2025年8月29日読み終わった【内容編】 これは単なるジェラートの本ではない。プロ向けの専門書なので、まずジェラートを構成する"材料"について化学的に。 数式によって各材料の割合が割り出せるようになっている。本当にプロ向け。 そしてこの本の良いところは「ダメ」が無いこと。よくある料理本にある「ダメな例」など、少しトゲトゲするような言い回しが無いのだ。 この方の感性もとても豊かなので、講演なども行っているようなので、ジェラートに対する美学と共に言葉が磨かれているのやも。 私が知らないだけで多分ジェラート界の権威だと思うのですよ、本当に凄い人の凄い本が出たという感じ。 レシピも精巧で、家で作るものではなくほぼ業者向けだけど、ただただ茂垣さんの圧倒的な感性を浴びることのできるものとして読める。 高いお金を出して買った甲斐がありました。チャレンジしたい方は是非。
- Eukalyptus@euka_inrevarld2025年8月28日買った読んでる【装丁編】 物凄く良書なので2篇に分けたいと思います。 まず感動したのがA4サイズのハードカバーに太いスピンが付いていること。 プロ向けの教書に近く、一般書には程遠いものの、スピンが付いていることで製本の拘りを即座に感じた。 そして、本書が章によって紙の種類を変えているところもよく拘られていると思った。 一つの書籍に2〜3種類程は使われているだろうから、そのコストも半端ないだろう。 更にハードカバーの素材もかなり厚みがあり、重厚かつ頑丈な作り。 表紙もツルツルな紙ではなくマットだが手触りを感じる仕様なので、製本にとてもお金が掛けられた書籍だろうと感じた。 読み途中だが、奥付をすぐ見て印刷所さんに敬意を表した。 お値段は税込¥7480と可愛らしくないが、仮に古書となっても¥3000〜¥4000は下らないだろう。本書は書店や出版社から取り寄せて買うべき本だろう。アクオリーナ店主自身もプロ向けの教書のようなものだと仰っていたが、専門外の人間が買っても本当に良い本だと思っている。 内容には読み終えてからたっぷり触れることとする。