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Eukalyptus
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@euka_inrevarld
アーティスト、作曲家、哲学者、しがない書店員。 人文書と理系の本が好きです。 哲学や自然科学、生物系を主に。 装丁や出版社もこだわりながら選びます。
  • 2025年7月10日
    枯木ワンダーランド
    枯木って、どうしてこんなに魅力的なの! 枯木の周辺には多様な生態系が広がっている。 無駄も含めて、無駄な瞬間がひとつもないのだ。 また、本書にはカーボンニュートラルや再生可能エネルギーについての疑問点や課題を提起してくれている。今行われているそれらはどれも短絡的であることは考えつくだろう。 成長の早い樹木を伐採し燃やすことで生まれる炭素、植林して樹木となる期間の長さを考えれば、森林を伐採し燃料とするのはどんどんと炭素固定ができなくなっていくということ。 この部分だけを切り取っても、世界全体が自らの利益や生き残りのために、今を犠牲にし、未来を疎かにしていることが窺えるだろう…。 前半はとても知的好奇心を満たし、後半は社会問題について考えされられる、著者の文章もとても興味深くて面白い一冊だった。
  • 2025年7月4日
    WAYS OF BEING 人間以外の知性
    WAYS OF BEING 人間以外の知性
    書影を優先して敢えてKindle版の方で投稿していますが、書籍で買った方がいいです。装丁が美しいので。 かなり難解な内容ではあったが、ちょうど樹木や菌類についての書籍を読み漁っていたこともあり、理解しやすい所も多々あった。 これは一度通読し、そこから興味の湧いた分野の類書で掘り下げるのが良いだろう。予め分野を補強した上で読むのもアリ。 では何が得られたのかと言うとなかなか答えを出すのは難しい。それくらい難解な本であった。ただ、ヒト以外の知性について思考したり、哲学するときには足掛かりになるかもしれない。 だから、より多くの人がこれを読み、どう感じたかに懸かっていると思う。この本は。 またゆっくり読み返そうと思う。 p.s.まだ読み終わっていませんが、私の読む本に参考文献としてよく『マザーツリー』が出てきますが、本書でも健在でした☺️あの本本当にすごいんだなって思いました。
  • 2025年7月3日
    BLと中国
    中国では検閲に引っかかってしまう「BL」を楽しむ中国人は如何様にして検閲をすり抜けているかが細かく説明されている。 私はそこに「サバイバル」を感じて胸が熱くなった。好きなものに対する情熱が人を生かす瞬間なのだと思った。 私は韓国におけるBL観も知りたい。ウェブトゥーンとの相性も良く、面白い作品は沢山あるので同様に書籍が刊行されることを願う。 そして日本におけるBLを学問することにも関心が湧いてきた。
  • 2025年7月2日
    しくみの内側のしくみ
    しくみの内側のしくみ
    作家の解説書とも言うべきか、そのような本自体初めて読むが、書店で販促のチラシを見ていた時から狙っていた書籍であった。 当時は取次の関係で返品不可品であり、私が買うと言ってもOKを出してくれなかったが、後日再送された販促チラシには随時返品可の文字が。感触がきっと良かったのだろう。即刻注文をかけ、時間をかけてようやく購入、読み始めた。私は抽象画家であるが、感性は立体造形的なので、彼女の哲学ともとれる作品の過程や姿勢はとても興味深いものがあった。そして、大胆な構図での立体表現に対する意欲も出てきた。 美大の大学院にいる友人の研究と似通った部分を感じたので彼女にも勧めた。 店頭でこの書籍を多く仕入れられる店舗は多くないので、オンラインで確実に購入する方が良いだろう。
  • 2025年6月27日
    饒舌な動植物たち
    饒舌な動植物たち
    人間の耳には聞こえない領域で、動植物はどのようなコミュニケーションや行動を取っているのかを各章でまとめている。 ミツバチやサンゴの章が最も興味深く、類書を読みたくなった。 クジラの章は、同じく築地書館の『深海学』を読むと更に理解が深まり、学びの補完になるよ。 更に心に残ったのは、海中での"騒音"が生態系に著しいダメージを負わせること。"騒音"の正体は、深海開発の工業音や船舶の音などを指している。その低周波音が、海中の微生物の状態すら弱らせ、生物は窒息したり衰弱することがわかったそうだ。私たちは一層、目に見えにくい領域に活きる生態系について考えなければならない。
  • 2025年6月25日
    メランコリーで生きてみる
    メランコリーで生きてみる
    「メランコリー」というのは、いつ、どこにでも感じ得る。しかしそれは多くは知られていない。 そんな「メランコリー」を感じる瞬間を、様々なシチュエーションから切り取っている。 ライトな内容で読みやすいが、「メランコリー」を持つ人にとっては、ささやかながらも共感できる一冊だろう。 私自身も「メランコリー」の塊なのでとても気に入った本です。最近の重版作品。
  • 2025年6月18日
    互恵で栄える生物界
    互恵で栄える生物界
    植物や動物は、人間の想像以上に共生しており、互いを助け合いながら生きていることが各章で明らかとなった。 どれも非常に興味深く、今や自然界を利用した商業は、効率や利益だけが優先され、生物多様性や森林生態系を無視した開発が進んでいるという問題も浮き彫りにした。 関連書籍も沢山あるので、様々な観点から更にアクセスしたくなるきっかけとなる一冊だった。
  • 2025年6月7日
    マザーツリー
    マザーツリー
    第二章まで読んだ。 原生林が皆伐され、森林として再生不可能となってしまう範囲の古木までこっそりと入れられて伐採される。そして早く育ち、金になる木が、規則正しく、効率良く植樹される。 その章に、私まで心が折られる気分。
  • 2025年6月5日
    ロボット学者、植物に学ぶ
    ロボット学者、植物に学ぶ
    植物×テクノロジーは非常に興味をそそる。 自然とネットは正反対の存在ではなく紙一重的であると感じる。 内容は比較的ライトめで、すぐに読み終わる文量。バイオミメティクス系の本はあまり無いので記述があるだけでもとてもありがたい。 が、もう少し深い内容の本かとも思った…。
  • 2025年6月2日
    菌類の隠れた王国
    菌類の隠れた王国
    菌類が、地中で美しく素晴らしいネットワークを築いている事自体に深く感動を憶える。 専門的な解説や、本書に登場する菌類の一覧が巻末と別紙付録で載っている。 とても胸の熱くなる話だった。本当に本当に面白すぎる。 p.s.久々に書籍を大量買いして、ようやく読書を再開できた。 開幕1冊目は本書に即決。 築地書館さんに次いで白楊社さんにハマっている。その次に早川書房さんかな…!
  • 2025年5月17日
    鬼夜曲 〜闇に響く亡霊の唄〜 2
    実は前後編のように1,2巻で完結するタイプと盛大な勘違いをしまして、読み進めていくとなんだか話が終わらなそうだな、どう回収するのかなと思っていたら、第一部が完結したという事で…😂 生殺しに遭った気分でした…でも話も作画も大好きなのでいつでも何度でも読み返そうと思います!
  • 2025年5月17日
    鬼夜曲 〜闇に響く亡霊の唄〜 1
    この本を買って読むまでウズウズしていた思い出。 韓国系宮廷ファンタジー漫画が全般好きなのでとても好きでした🥰 本編はまだ続いており、今回コミカライズされたのは第一部にあたるので、第二部、三部が書籍になるのはまだ先なのかな…🥲
  • 2025年4月13日
    世界の大学から学ぶ 韓国 ヒットコンテンツをつくる授業 学問としての「エンタメプロデュース」
    韓国のエンタメコンテンツの発展には、早期の人材育成が不可欠であることが簡潔な内容ながら読み取れる。 また、教育水準も高く、学問としてのエンタメの精度もとても高い。それは良くも悪くも若いうちから実力至上主義の波に飲まれるということを意味しており、生き残りが懸かっているからこその確かなアウトプット能力も培われるのだろうと思った。 勉学が生き甲斐の私としては少し羨ましくなる内容でもあり、同時に何か急き立てられるような感覚も憶える。
  • 2025年4月6日
    コンテンツ・ボーダーレス
    約3年前に刊行された書籍だが、韓国で成功した「コンテンツ」についてがライトに書かれており、1日で読み終われる手軽さだった。 それでいてファクトに基づいたクリエイターに必要な資質が簡潔にまとめられているので読んでいて内容の薄さを感じることはなかった。 これを読んだ先に広がる書籍への関心高めてくれた。
  • 2025年4月5日
    これからのAI、正しい付き合い方と使い方 「共同知能」と共生するためのヒント
    忙しすぎて3月に読み終われなかった。 AIやメタバースに強い関心を持ち始めたので積極的に関与し、学びを深めるために必要な一冊であった。 他のAI関連の書籍よりも中立的にAIを捉えられる印象。分野に関心があるならば持っておいて損はない書籍だと思う。
  • 2025年3月5日
  • 2025年2月17日
    深海学
    深海学
  • 2025年2月12日
  • 2025年1月16日
    韓国、男子
    韓国、男子
  • 2024年12月22日
    [図説]世界の性と売買の歴史
    [図説]世界の性と売買の歴史
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