社会に出る前に知っておきたい 「働くこと」大全

社会に出る前に知っておきたい 「働くこと」大全
社会に出る前に知っておきたい 「働くこと」大全
水町勇一郎
KADOKAWA
2025年3月26日
2件の記録
  • 2月から読み始めて、読了するのに4月まで掛かる読書の内実はどのようなものであるのか。 他の書籍に意識を持っていかれ、途切れ途切れの読書だった。 ただ、現代社会の知識について、現代の書き手が書いているから、途切れ途切れであっても理解が及ばないことはなかった。 この書籍に記載された知識が就労前の学生を主な対象としていることに愕然とする自分がいる。 学び始めるのに遅過ぎるということはないはずだけれど、もうすぐやってくる中年と煩わしいリーディンググラスの可能性を前に、この手の常識はさっさと取り込んでしまおう、という気になった。 この書籍は縦書きであり、読みやすかったが、教科書的なるこの手の類書は横書きが多く、それを言い訳に敬遠していた。 常識を取り込むためには、そういう言い訳はよろしくないのだと思う。 自分に十分な知識がないという幸福は自己が増長しないために必要な考え方だと思う。 いつになっても、無知の知を誇れるようでありたいが、知識の仕入れは早いに越したことはない。 仕事に必要な知識についての読了本が、今後、増えることがあれば、この本が契機であり、また、この本を手に取った契機は上司の言にこそある。
  • 岩波新書から労働法の入門書を出していて、それを読み差しにしているから、という理由が大きいのだが、僕にとって、労働法と言って、純粋想起を獲得しているのは、著者である水町氏だった。 それ故、今回、会社の上司に挑発されて、労働法を勉強するにあたり、手に取ったのも著者が著した本作だった。 岩波新書からの入門書がどのような経緯から読みさしにしているのか、その記憶すら忘却の彼方を彷徨っている顛末にあるのだから、既にその内容や書きぶりを思い出し、本作と比較することは難しい。 ただ、本作に関して、尋常を大きく超越した読みやすさには、20代の自分が盛んに嗜んだビジネス書の妙味を思い出すばかりである。 僕にとって、読書とは10代の頃の試験前に捗る行為のすべてであり、それ以上の意味合いを求めないように、ある意味、頑張って来たと言っていい。 つまり、本来的にやるべきことがあるにも関わらず、目を逸らし、時間をやり過ごすための所業こそ、読書だった。 勉強をしていないと、自分の知識がまるでつまらない代物であることにも気づかない、という上司からの言が身に積まされる状況が生じ、実学の読書にも分け入った次第である。 格好付けて書いているが、とどのつまり、勉強しないままでは後輩にも馬鹿にされる惨憺たる状況が現実のものとなったことも起因し、渋々、手に取っただけの話である。 社会に出る前の学生を対象にした本であり、そもそも、十年選手が手に取る本ではなく、ダサいばかりであるが、今月中には読了したい。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved