東北学/忘れられた東北

7件の記録
- つたゐ@tutai_k2025年3月24日読み終わった「中央」から作られた「東北」というイメージについて丁寧に書かれていた。「東北」から語り出される。 すごくよかった。 次は菅江真澄を読みたい。しかし何から始めたらええんや〜?
- つたゐ@tutai_k2025年3月22日読んでる芭蕉が書かなかった東北、芭蕉が書いた東北、「さらば芭蕉、と囁きかける川風を聴いた」という章、とても良かった。 京都から「鄙」としてまなざされ、欲望され「描かれてしまう」場所について。
- つたゐ@tutai_k2025年3月9日読み始めた心に残る一節旅の供いずれにせよ、列島の常民たちの食文化を支えてきた、縄文以来の雑穀の歴史は、稲作中心の公けの歴史の陰に埋もれてゆこうとしている。稲をつくり、コメを食するのが日本人であるーーという、けっして歴史の現実に根ざしてはない虚像が、どれほど私たちを呪縛し、列島の文化や歴史をみる眼を曇らせてきたことか。稲作の周縁に、あるいは外部に、もうにとつの小さな民=常民の歴史が沈められている。たとえ見えにくくはあれ、それは疑いもなく稲の歴史よりもはるかに深く、拡がりをもった、もうひとつの常民の歴史である。