インディアナ、インディアナ
16件の記録
sataka@satakan_4432025年10月21日読み終わった思い出と共に暮らす老人の物語。詩情溢れる文章のことがよく言及されていて、それが最大の魅力であることに依存はないけれども、読んでいくうちにだんだんと何が起こってきたのかが察せられ始める、ストーリーテリングの巧みさにも驚かされた。精神を病んだ人間の語りに、時間軸を越えて現れる逸話を繋いでいく構成、地方一家の黄昏など『響きと怒り』や『アブサロム、アブサロム!』っぽさも感じた(というかタイトルからして意識しているのか)。

okabe@m_okabe2025年10月15日読み終わったノアは強い喪失感を抱えながら、絶望の先で今を生きている。しかし、大切な記憶があるからこそ、その中で今を生きられているのだと思う。 読んでいて、悲しみとともに生きていくことは悪いことではないよと言われている気がした。











