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okabe
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@m_okabe
  • 2025年11月25日
    パリの砂漠、東京の蜃気楼
    一つのエッセイを読み終える度、余韻に浸りたい気持ちと、読み進めたい気持ちが拮抗していた。 著者の書く文章が好きで、読み続けたいと思う。だから、これからも程良く何かに依存して、恋愛もしながら、窓際からは遠ざかっていてほしい。
  • 2025年11月23日
    GOAT Summer 2025
    GOAT Summer 2025
    木爾チレン「あの子にしか行けない天国」 女性に自己決定権があるように見えて、実はそうではなく、内面化された男性の価値観を強化しかねない選択制度。なんて気持ち悪い制度なんだ。
  • 2025年11月21日
    すべて真夜中の恋人たち
    恋をしている時の、いろんなものが綺麗に見えて、いろんなことが苦しく思える描写がとても繊細。冬子にも三束さんにも聖にも、同じ色の光が当たっていればいいなと思った。 来年の映画化が楽しみ。しかも岨手監督とのことで期待大。
  • 2025年11月21日
    GOAT Summer 2025
    GOAT Summer 2025
    染井為人「願えば叶う」 誰がどんな感情なのかとか、なんでそんな展開の仕方なのかとか、いろいろわからない部分があって、自分には合わない小説だったかも。
  • 2025年11月20日
    GOAT Summer 2025
    GOAT Summer 2025
    市川沙央「悪のロール」 やっぱり面白い。謎のロールを当てることで"彼女"の意地悪な正義を暴くという構成は全く予想外。あと、唐突なモンスターエンジンネタで笑った。
  • 2025年11月17日
    GOAT Summer 2025
    GOAT Summer 2025
    一穂ミチ「おやすみなさい、子羊ちゃん」 死刑がなくなり至刑が導入された社会という設定。でも今だって、皆んな何かしらの徴を背負って生きてるんじゃないかな。 三浦透子「悪と友達」 "どうして自分はこう在れるのに、相手はこう在れないのだ"という言葉について考えていた。お互いの在れなさを責めるのではなく、お互いの在れなさを補完し合える関係だったら良いなと思った。
  • 2025年11月16日
    GOAT Summer 2025
    GOAT Summer 2025
    朝井リョウ「特集:キトヴォラの今 桑原友紀さん(仮名)の場合」 架空の社会問題をテーマにしているところが新鮮。分断が集団の解像度を高めるという見方が、著者らしいし、なるほどと思った。 小川哲「落ち着いて」 この言葉は全ての感情を断ち切る。感情より論理が優先されてしまう。本当は感情も論理と等価値なはずなんだけど。 梨「書き終わったら幸せ様まで渡してね」 プロフィール帳懐かしいなと思って読んでたら徐々に背筋が凍る。でも幸せ様の力、自分もほしいかも。
  • 2025年11月14日
    産む自由/産まない自由 「リプロの権利」をひもとく
    日本では中絶や女性主体の避妊のハードルは高く設定されている。その背景には「人口をコントロールしたい」という国の思惑が読み取れるが、望まない出産が増えたところで、幸せな社会になるはずがない。 なぜ国は女性を「子を産み育てる装置」としか見られないのか。人権を守れないことは、政治どうこう以前に論外だと思う。
  • 2025年11月13日
    女の子の背骨
    女の子の背骨
    「オフィーリア23号」 家父長制を内面化させた那緒は、ヴァイニンガーの思想をSNSで発信し、フェミニズムに潜むマチズモを批判し、性的対象としての女を引き受ける。 しかし那緒の両耳の内側には悲鳴が溜まっていた。非在とされてきた女(オフィーリア、慰安婦、そして那緒自身)の悲鳴が。どれだけ隠そうと誤魔化そうとしても、女は確かに存在していた。 「女の子の背骨」 ガゼルは、思い難病を患う姉と比べて、自分の方が死に近いことを自覚している。だから五感を精一杯使って生きていることを実感しようとするし、それを姉に見せつける。 ガゼルにとって、何かを撃ち殺したいと思うことは、生きている実感の究極の形なのかもしれない。
  • 2025年11月12日
    GOAT
    GOAT
    稲泉連「ここには社会の穴がある」 市川沙央『ハンチバック』を読んで気付かされた読書バリアフリー問題。まだまだ知らないことばかりだった。これからも学び続けなければ。 滝口悠生「音声図書を読むということ」 出版社や作家の意向に関わらず、テキストデータが提供できる環境作りは絶対に必要だと思った。
  • 2025年11月9日
    森の生活 下
    森の生活 下
    湖の水の色の変化、アリ同士の争い、森に響くフクロウの鳴き声、湖面に張った氷が溶けていく様。著者の自然に対する感受性の高さは、彼の人生観を豊かにした。そして、読者である私たちの人生観をも豊かにしてくれる。
  • 2025年11月8日
    GOAT
    GOAT
    乗代雄介「北見から」 既存の作品に着想を得て、新たな作品を生み出し、登場人物にも新たな物語を与える。小説には無限の可能性が秘められている。 金原ひとみ「BOOM BOOM TAIPEI」 著者のエッセイを読むのは初めてだった。小説の時と文体が近いので、金原ひとみが主人公の小説を読んでいるようだった。
  • 2025年11月6日
    GOAT
    GOAT
    安壇美緒「そんなに好きってわけでもない友達」 遠慮がなくてウザくて、でも憎めなくて、いないと少し寂しくて。心に深い爪痕を残していったミミ様。 八木詠美「ガマズミの花」 幽霊の存在を介して夫婦関係のささくれを描いているのがとても面白い。花言葉は幽霊から夫に向けて?それともわたしから夫にむけて?
  • 2025年11月5日
    GOAT
    GOAT
    戸田真琴「かつて私のものだった男の子たち」 "明るい""眩しい"という言葉がこれほどずっしり重く感じられる小説を読んだのは初めてで、面食らってしまった。 佐原ひかり「出せなかった手紙」 切ねえよ。 彩瀬まる「出せなかった手紙」 実話なのかな。 高遠みかみ「手紙に味なんていらない」 最後に主人公が書く、悪意とユーモアと愛に満ちた手紙が最高。 丸山春乃「チキンピアノ」 切なさと嬉しさが混ざっている。言葉以上に優しさが伝わるチキン。
  • 2025年11月2日
    GOAT
    GOAT
    チョン・ヨンス「未来のかけら」 母の人生にあったはずの無数の可能性。その可能性と現実とのギャップに絶望したのか、可能性を完全に諦めたかったのか、もっと複雑な感情が渦巻いていたのか。
  • 2025年10月30日
    GOAT
    GOAT
    朝吹真理子、小佐野彈、高瀬隼子、スケザネ、野口あや子「軽井沢で愛を詠む」 短歌が"動く"過程や、読み手が自由に解釈をする様が面白くて、まんまと短歌に興味を持ってしまった。
  • 2025年10月30日
    森の生活 上
    森の生活 上
    資本主義社会とは距離を取り、森の中で家を建て、畑を耕す。孤独を楽しみながらも、交際はそこそこあり、たまに村へも出かける。こんな生活に憧れるような憧れないような。
  • 2025年10月29日
    フランツ・ファノン『黒い皮膚・白い仮面』 2021年2月
    前に読んだ時は何となく「差別意識の内面化」についての本という印象だった。しかし改めて読んでみると、その背景には植民地主義が色濃く影響している。 黒人差別と聞くと、アメリカでの白人警官による黒人殺害のイメージが先行しがちだが、ヨーロッパによるアフリカの植民地化がもたらす差別にも目を向けなくてはならない。
  • 2025年10月27日
    GOAT
    GOAT
    パク・ソルメ「ポルト」 読んでいて、韓国の街並みと人間模様がありありと目に浮かび、想像が段々と現実味を帯びてくるようだった。
  • 2025年10月26日
    GOAT
    GOAT
    冲方丁「終末の愛」 書き出しと結びが印象的だった。話の内容は終末モノ海外ドラマの第1話的な感じ。 アフロ「愛はどこから」 批評性を捨てたあなたのエッセイを、私は批評性を持って読んでいます。ごめんなさい。
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