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okabe
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@m_okabe
  • 2026年10月25日
    葬送 第一部 下
    葬送 第一部 下
    サンド夫人、ソランジュ、クレザンジェがずっとわちゃわちゃしていて、「一体これは何を読まされているんだろう...」と思っていたが、終盤そのわちゃわちゃがショパンに飛び火したところから物語に引き込まれた。第二部、どう展開していくのか。
  • 2026年10月16日
    軍事ビジネスと安全保障
    最近、楽天の軍事産業参入が話題になったが、本書には楽天以外にも馴染みのある企業名が多く出てくる。経済の中には軍事は蔓延っている。 学術研究と軍事利用について、「ブレーキをかけるのは研究者の良心という薄衣しか残っていない」とあるが、自分はその良心を信じたい。
  • 2026年10月8日
    葬送 第一部 上
    葬送 第一部 上
    文庫で全4巻、意を決して読み始めた。前作『日蝕・一月物語』より文体が柔らかく、読みやすい。 ショパンやドラクロワを始めとする芸術家たちが持つ哲学だったり、サンド夫人やクレザンジェの人間臭さだったり、いろんな意味で面白い。
  • 2026年10月7日
    改憲問題Q&A 2025
    改憲問題Q&A 2025
    自衛隊明記について、本書で得られた学びは多かった。「既にあるものを明記することの何が問題なのか」という疑問を持っている人は多いと思うが、実際は明記することで9条全体の意味が大きく変わってしまう。 やはり9条を守ることは大事で、その為には私たち市民の力が必要なのだ。
  • 2026年10月5日
    さあ、本屋をはじめよう 町の書店の新しい可能性
    どの本屋も魅力的で、全部行ってみたい。それぞれの本屋がそれぞれ工夫を凝らしながら、なんとか本屋を守ろうと努力している。 本屋でしか経験できない本との出会いがあって、独立系書店では特にそれが多い。これからも出会いを求めて本屋に行き続けたい。
  • 2026年9月30日
    信号旗K
    信号旗K
    このエッセイの中で、著者はよく胃液を吐く。イタリアで美しいものに触れすぎて胃液を吐いていて、感受性剥き出しで生きるのは大変だろうと思った。だけどたぶん、感受性剥き出しでいることと、いろんなものの境界が曖昧であることは、どこかで繋がっていて、それを物語にしたものが朝吹真理子の小説なのだと思った。
  • 2026年9月23日
    私の女の実
    私の女の実
    人間の痛みや悲しみを静謐な文体で綴っているから、ゆっくり丁寧に読みたい。冷たい水を指の隙間からこぼれ落ちないように注意しながら両手で優しく掬い取るような感覚。こういう繊細さを共有し合えたら、世界はもう少し平和になるんじゃないかなあ。
  • 2026年9月18日
    戦争犯罪と闘う 国際刑事裁判所は屈しない
    日本は国際的に見て、「法の支配」が守られているらしい。世界が「力の支配」へ逆行していく中、このことの価値は大きい。だからこそ、その「法」が本当に日本で暮らす私達を守るものになっているのか、立法と法の運用をよくよく監視しなければならないと思った。 赤根所長、同じ名古屋人として応援しています。
  • 2026年9月14日
    九月、東京の路上で
    「1人の朝鮮人を日本人がぐるって取りまいたグループが、5つほどできました。そして殺すたびに『わあ、わあー』『万才、万才』と喚声があがるのです。」(p.87) こんなにもグロテスクなことがあるか。人を殺して何が万才だ。人間の恥だ。「虐殺はなかった」「諸説ある」と言う歴史修正主義者も同じだ。
  • 2026年9月12日
    ハイファに戻って/太陽の男たち
    ハイファに戻って/太陽の男たち
    打ちひしがれる。この小説を読んだ感想は、ただその一言に尽きる。どの物語も残酷という言葉では表し切れないほどで、そこからは深い絶望が感じ取れるが、しかし著者はこの小説に少しの希望(この小説が読まれることでパレスチナの状況が良くなるという希望)を込めたのではないだろうか。
  • 2026年9月6日
    星の時
    星の時
    甘い死の香りが漂う。一気に読まされて、危うくその香りに誘われそうになる。本当に危ない。 しかし、この物語を甘い(もしくは美しい)と形容して良いものか躊躇われる。それは、自分がこの物語の語り手ロドリーゴと同じように、シスジェンダー男性としての傲慢さを持っているから。
  • 2026年9月4日
    タマや 新装版
    タマや 新装版
    金井美恵子の小説を読むのはこれが初めて。 文体が好きだった。会話でのカギカッコはなく、改行は最小限、一文が長く読点も少ない。井戸川射子の小説を読んでいても思うが、この文体でしか味わえないノリみたいなものがある。 他の作品も読みたいが、あまり本屋に置いてない。古本屋でこの本に出会えたのは幸運だった。
  • 2026年9月1日
    ハンナ・アーレント
    アーレント入門編として本書を手に取った。 彼女の言葉は抽象的で難解だが、人間が思考を止めた時、凡庸な悪が生まれ、それが結果としてユダヤ人虐殺という悲劇を起こしたのだということは理解できた。一人ひとりが思考し続けること、それが悲劇を起こさないための唯一の方法なのだと思った。
  • 2026年8月28日
    猫もあなたを愛してる
    「私がどこかで密やかに「帰らぬ人」となったら、ア太郎はコンクリートの箱の中で飢え死にしてしまう。だから私は、なにがあっても帰らねばならぬ。」(p.19) 本当に毎日これを思いながら生きているし、これを思うから生きていられる。
  • 2026年8月22日
    オーランドー
    オーランドー
    伝記という形式を取っているためか、『ダロウェイ夫人』や『灯台へ』とは読み心地がかなり違う。 文中では男性性と女性性を併せ持つという意味で「両性具有」という言葉が使われているが、トランスジェンダーという言葉の方がしっくりくる。100年の時を超えて再評価されるべきクィア文学。
  • 2026年8月13日
    三ギニー
    三ギニー
    著者は、有害な男性性について明らかにし、それが戦争を引き起こすのではないかと考えている。また、女性が名誉男性を目指すのなら戦争はなくならず、だから女性は男性とは違うやり方で社会変革を目指し、それが引いては戦争を阻止することになるのだと訴える。 戦争が絶えない今、そして高市政権下である今だからこそ、著者の言葉が深く刺さる。
  • 2026年8月4日
    ぬるい眠り
    ぬるい眠り
    甘美な文体の中に、時々心を突き刺してくる一文があり、どきっとさせられる。 「夏は、どうでもいいことばかり思い出すのだ。たよりなくて、センチメンタルで、そうしてばかばかしい。」(p.23) 「でも、ちゃらんぽらんでいる以外に生きる方法はないのね、きっと」(p.293)
  • 2026年7月31日
    共感と距離感の練習
    TRPに対する距離感の話や、オルタナティブな実践についての話が印象的だった。社会変革の為に、必ずしもマイノリティ当事者たちが一枚岩になる必要はないし、むしろそれは窮屈さを生んでしまう。綺麗に整った社会より、雑多で混沌とした社会であればいいと思った。
  • 2026年7月27日
    「ユマニチュード」という革命
    「ユマニチュード」という革命
    映画「急に具合が悪くなる」のサブテキストとして。 ユマニチュードという哲学/技術の、映画では理解し切れなかった部分まで詳しく知ることができた。認知症患者に関わる看護師・介護士だけでなく、ケアに関わる全ての人に読まれるべき本だと思う。
  • 2026年7月23日
    アンチ・グッドモーニング
    睡眠は体と脳を休める為だけでなく、現実逃避にもなる。現実を生きるには、「幾ばくかの疲れと痛みと、それから怒りを携えて」いかなければならない。けれどそれは苦しい。だから酒や薬に頼ったり、時として死を選んだりする。 芥川賞を獲ってほしかった。文壇からこの狂った世界への抗議の意味を込めて。
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