いつも世界は遠く、

1件の記録
- Lusna@Estrella2025年9月23日読み終わった@ blackbird books上田義彦の全集的一冊。写真集で世界旅行。署名本。チベットを撮った写真やイランのペルシャ絨毯を川にさらす風景が好き。サントリー烏龍茶の写真が素敵。何気ない日常に潜む美。 「写真は、ある日の、ある時、ある場所で、ある人を記録する。 数年後、もしくは数十年後に、写真を撮られた時をそのまま克明に見る人に伝えてくれる。何気ない何の企てもない写真ほど、その有り様を生々しく、時を経ても鮮明に伝えてくれる。 どうしてなのだろう。たぶん写真本来の能力は、もともと全方位に開かれているのだと思う。 しかし、それを使う人、撮る人の考え方や目的や意図の力が強く働けば働くほど、その能力は限られた方向にしか開かれないのだと思う。 だから僕は、写真の前でもっともっと自由で野放図に、己の眼を開いて、世界を受け入れていければと願っている。」