戦争
6件の記録
編集Lily@edition_lily2026年2月11日かつて読んだ『ロンドン』が出るそうで嬉しくなって、過去に書いた『戦争の』感想を再掲。 ※※※ 今のところ誰にも指摘されたことがないけれど、担当書『三行で撃つ』にはセリーヌへのオマージュが込められている。著者は明らかに、『夜の果てへの旅』の生田耕作解説から文章をパロディしていて、本人はそれを私に言わなかったけれど、私はそのくだりを裏帯に引いた。大好きなんだろう、著者も、私も。 〈世界はいまより良くも悪くもなり得ない。それはつねに醜く、つねに生きるに値しない〉 📕『夜の果てへの旅』より「解説」(生田耕作) 数年前、セリーヌの未発表原稿が見つかったという報せを聞いたとき、日本語翻訳権をどこの版元が取得するのだろうと思っていた。というより、自分が取得に乗り出したいと真剣に思った。でも、それはできないなと思った。うちの版元から出しても、然るべきセリーヌ読者にきっと届けることができないから。それはとんでもない罪だから。 結果として幻戯書房のルリユール叢書から刊行されたのは素晴らしいことで、しかもそのお陰で初めて知ることとなった訳者の森澤友一朗さんの巧さときたら。版元と訳者による、本当にありがたいお仕事だ。 森澤さんは「声に出すのもおぞましい罵詈雑言」を、「声に出して読みたい日本語」に落とし込まれていて、とかくそのリズム、時として助詞をガン無視して連射される罵詈のボキャブラリーの豊かさに笑ってしまう。セリーヌは私にとってRap Godなのだけれど、そうそう、これだ、と。 〈こうした出来事を前にしたって、人はなおあれやこれやと考え合わせる。それで希望が残ってる方角へと歩み始める。けどこの希望ってやつたいして明るく照ってなんかいるもんか、災厄ばかりが果てしなく続く廊下を挟んでせいぜいその一番奥のところにローソク一本がかそけくゆらめくばかりのこと〉 ドライブ感に乗せられて一気に読んだ。セリーヌを読んでみようと思う人に一冊めとして勧めたい。


また足袋@nezuja2026年1月12日かつて読んだセリーヌらしい猥雑で汚い言葉の嵐だけど、 あれから世界がまるごと違ったみたいだ。まるでお月様からでも落っこちたように。。。 この詩的な感覚がいいんだよなぁ



