ランドリーの迷子たち

ランドリーの迷子たち
ランドリーの迷子たち
ないとうふみこ
シャネル・ミラー
ほるぷ出版
2025年7月25日
4件の記録
  • とてもよかった!! かたっぽ靴下の持ち主を探す推理も楽しいけど、いろんな人と交流しながらマグノリアの両親が近所の人たちにどれだけ慕われているかなど自分の知らない両親の姿を知って誇らしく思えるようになったのがよかった。 学校で意地悪してくる男子とは彼が秘密を打ち明けてその秘密を内緒にすることで打ち解けていた。 マグノリアは誰のことも否定しないし、自分の短所だと思っていることを長所だと言ってくれる大人が周りにいて恵まれてるなと思った。 アイリスと仲良くなりニューヨークくつした探偵団を結成して活動していくうちに他の友だちも巻き込んで仲良しになっていくのもよかった。 物語の中にはアイリスのママのスポーツジムにスプレーで「かえりやがれ」と落書きされたり、ランドリーの客からの心ない言葉に、移民の多いイメージのニューヨークでもアジア人に対する排外主義的思想の人はたくさんいるのだなと思った。 でもそういう人ばかりじゃないよ!ということを教えてくれる本だった。 日本も昔に比べたら移民が増えているのに、世の中が移民排斥な流れになっていてしんどいので、子どもでも楽しく読めるこういう児童書が増えたら共生できる未来になるかもしれないとちょっと思った。
  • 気軽に読める本が読みたくて児童書を。 とはいえニューヨークに住む中国系アメリカ人の子どもの話なので、差別とは無縁ではいられない雰囲気。 挿絵がかわいいし、仲良くなった9歳の少女たちがランドリーに置き忘れられた片っぽ靴下の持ち主を探す「ニューヨークくつした探偵団」を結成したのがとてもかわいい。 これからどうなっていくのか楽しみだけど、今日はここまで。
  • 鷹緒
    鷹緒
    @takao_tanka
    2025年10月17日
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