自分の中の小さな子供が顔を出してきた。 幼稚園で毎月プレゼントがありもらった子が羨ましかった、小学校で謎なブームがあった、図工の時間が好きだった、間取りが好きだった、粘土遊びが好きだった、黒板やチョークを神聖なものとしてみてた、火事の時の逃げる方法を考えていた、、 忘れていた、かわいいかわいい子供の私。 絵本を読むとその時の記憶が呼び戻せるのかもしれない。そしてまた子供の記憶となる。

すごく好きです、この本。 SNSでも「懐かしい」と思えるものが流行していますが、 私も幼いころの記憶に触れられるものがすきです。 この本もそのひとつです。 ミリさんの子ども時代のエピソードと、 それにまつわる絵本などが載っています。 エピソードは共感しすぎてちょっと苦しくなりました。 いつの間にか忘れていたことが、少し悲しかったんです。 ただ、この本で過去の自分にまた会えたみたいでうれしかった。

絵本にまつわるエッセイ。 そんな絵本あったな〜と懐かしくなる。エッセイ部分も魅力的だ。漫画部分も。