ゲーテはすべてを言った

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ころぴか@pipipi122026年8月9日読み終わった私には馴染みのない固有名詞が多く、読み進めるのに難しくも感じたけれど、言葉というものに対してこんなにも考えを巡らせ、解釈を語り合ったり、背景を調べたりする、そんな世界もあるのだなーと新鮮だった。学者が仕事としてするのはあるとしても、本作ではそれを家族間でやっているのが、自分にとってはかなりファンタジーだったけど、そのうえで素敵な世界観と感じた。展開や結末はやわらかく、温かみのあるもので、読後感は良かったです。
あおい@booklover_aoi2026年8月5日読み終わったKindle Unlimited@ 自宅Kindleのおすすめに出てきたので読んだ本。 芥川賞受賞作なので心して読んだのですが、やさしそうで難しい。 多分きちんとわかってはないんだけど、読後は少しだけわかった気にはなれました。 ゲーテは名前くらいしか知らず、ゲーテについての知識がある人だったらもっともっと楽しめたんだろうなと思います。 具体的でありながら抽象的でもあるので、苦手な人は苦手な領域かもしれませんが、私はとても面白く読みました。 書いてないことを書いてしまうことの罪悪感や、それが他者だった時の心理もうまく表現されていて、人って無意識で矛盾したこと考えるよな、と思いながら読んだりしていました。 「われわれには、感じたこと、観察したこと、考えたこと、経験したこと、空想したこと、理性的なものと、できる限り直接に一致した言葉を見出そうとする、避けがたい日々新たな、根本的に真面目な努力がある。 」 「できる限り直接に一致した言葉を見出そうとする」のは少しは理解できるかもしれないと思いました。 これをするには語彙力と文章力と思考力がないとできないし、そもそも「感じたこと、観察したこと、考えたこと、経験したこと、空想したこと、理性的なもの」をどれだけ自分が認識できるか、というのが前提としてあると思います。 考えずに人の指示を聞いているだけでいいのは楽かもしれないけど、せっかく人に生まれて考えることができるから、私は自分の頭と心を使って生きていきたいな、と改めて思いました。 「世の中は、いつも同じものだね。いろんな状態がいつも繰り返されている。どの民族だって、ほかの民族と同じように、生き、愛し、感じている。あらゆることは既に言われていて、われわれはせいぜい、それを別の形式や表現で繰り返すだけだ」 これも深いなーと思いました。 あと、「愛の反対は憎しみではなく無関心である」をずっとマザーテレサの言葉だと思ってたんですが、この作品で間違っていたことを知りました… 「愛の反対は憎しみではなく無関心である」はエリ・ヴィーゼルの言葉だそうです。 無知な自分を反省しました… これはもう少し自分の知識や理解力を深めてから再チャレンジしたい本。


ぽんぽこピッツァ2号店@tamagodyeah2026年7月18日読み終わった読書記333 芥川賞受賞作とは波長が合わないことが多かった。難解で、暗く、読後感がわるい。本作は、私のそんな印象を塗り替える、文学の愉しさを伝えてくれるような物語だった。 難解というか、めちゃくちゃ賢い人が書いたんだということは文章の端々から感じるが、それは読むうえでの障壁にはならず、むしろ小気味よい。 ティーバックに書かれた言葉から始まって、物語が二転三転し、思いもよらぬ旅へつながるダイナミックなストーリー構成にはワクワクした。 能登の震災、「眠られぬ夜にかぎって」、妻が見るYouTube動画などなど、差し込まれる読者の生活と地続きのリアルさが、物語に引き込む力を強めている。

like me@reads1932026年7月9日読み終わった博把家のような家族が本当に存在するのだろうか。全員が高い教養を持っていて、仲が良く、会話や議論が活発に行われていて素敵すぎる。学者の親を持つ友人は1人2人いたけど、こんなエピソードは聞いたことがない。 哲学的な話の部分はかなり難しいが、要所要所に散りばめられたエピソードがきちんと回収されて、意外にもすっきりした読後感になっている。 綴喜、良い名前だな。
ちろの召使@Chiro2026年6月12日読んでる最初理想の世界!の思ったけど、なんかだいぶ違うなぁ アカデミックワールドのディズニー版? 基本ファンタジー アカデミックな世界の人は、実はもっと地にドロドロの泥まみれだし、あがいてるし、、、うぅん、、、


やみくも@yamkumo2026年6月1日読み終わった「すべてのことはもう言われた。でも自分で言わなきゃおもしろくない。」(p.149) 確かにあらゆることが言い尽くされているからこそ、自分で考えていたことを他人の言葉の中に偶然見つけるのが嬉しいし、多少文脈を捻じ曲げてでも使ってみて、自分のものにしていくのは楽しい。 作中には園芸のモチーフも出てきて、『本は読めないものだから心配するな』の「引用は生花と同じく、すでにあるものを使って新しいものを生み出す行為だ」みたいな話を思い出した


- かも@kahooooooooooo42026年5月26日読んでる読み終わったあーん!面白い、ついていけない、こんな世界の住人になりたかった!ずるい、羨ましい! 布団の中で会話する父母娘!尊い〜 自分の言葉を決して信じ切れていない男の語る言葉を聞きながら、その言葉を信じてやることができた。何故なら、その言葉は本当だったからだ。よしんば、善い言葉とはすべて演技だとしても、だからといって、そこに意味がないということではない。それは何度も訓練し、口に慣らしていく中で自然さを獲得し、やがてその意味が開示されるだろう。そう信じるとすれば、言葉はどれも未来へ投げかけられた祈りである。



彼らは読みつづけた@findareading2025年12月12日読み終わった電子書籍*読書で見つけた「読書(する人)」* 《件のフレーズこそ見つからなかったが、何度読んでも、芸亭學訳の『西東詩集』は見事だし、言葉探しは思わぬ発見が多かった。目当ての本を求めて古本屋を渡り歩いたり、文書館を梯子した青春時代の感覚がフラッシュバックする瞬間も多々あった。今となっては本が見つからない、ということは別段ないが、言葉が見つからないということはまだあるのだ。いずれ、全世界のすべてのテクストが電子データ化されたら、そんなこともなくなってしまうのだろうか? Google Books的アレクサンドリア図書館のことを統一は想像する。だが、そんなすべてを網羅し共有された(かのように見える)空間が出来上がったところで、人々がやることは結局、自分なりの全集を編むことでしかないのだろう、と夜風に脳を曝しながら、考えた。》 — 鈴木結生著『ゲーテはすべてを言った』(2025年1月Kindle版、朝日新聞出版)

-ゞ-@bunkobonsuki2025年9月25日『Love does not confuse everything, but mixes(愛はすべてを混淆せず、渾然となす)——Goethe』 すべてはこの名言から始まった。 ゲーテ研究の第一人者である統一は、ティーカップのタグに書かれていた名言に触れる。 しかし、ゲーテが言ったとされるこの言葉に統一はピンとこない。いったいゲーテはいつどこでこの言葉を発したのか、ゲーテに惚れた男が一次資料を突き止める。 あらすじからは想像もつかないが、本作はアカデミズムの問題をも描いている。 捏造文献を引用した論文が罷り通り、気が付かない学者たち。学者であるがゆえに知らないことを知らないと言えない悲哀。大学って大変だ。




rkm @ All you need is 💙🩷️@rkm172025年9月12日買った読んでる読書メモかれこれ半年ぐらい前に買ったのだけど、紙の本を持参するのを忘れるとスマホを開いて読んでる。半分ぐらい読んだけど、これからの展開に期待…かな。
北@kita_92025年7月14日読み終わった今年の芥川賞は2作ともすごくよかった。この時代に生まれるべくして生まれた作品という感じ。現代的な課題を2つの作品ともに別の視点から語っている。純文学の現代性という側面を強く感じる選考結果だ。『ゲーテ…』は筋自体はステロタイプなきらいはあるし、アカデミアへの楽観的な幻想はあるかな(院生さんである作者には失礼かもしれない)と思うけどそれでもこの情報の氾濫の中に生きることへ見事な一石を投じていると思う。救いが家族に集約していくのは納得いかなかったけどな。すごくしっかりした作品だったから気になって作者のインタビューを読んでみたけど、エンタメ性も意識してるんだろうなってすごく感じた。面白い小説をこれからたくさん書いてほしいです。














