紙の梟 ハーシュソサエティ
3件の記録
しおり@Kaffee58882025年11月14日読み終わった『人ひとりを殺したら、死刑』 帯の言葉に惹かれて、購入。読了。 元々貫井徳郎さんの文体が好きというのもあるが、こちらの作品もつまずくことなく読み切ることができた。 本書の内容についての感想なのだが、公の場で感想を残すことはかなり危ういことなのではないか…?と思うので、一旦控えることとする。 が、一度は読んでみてもいい作品なのではないかと思う。なぜ、日本には死刑制度が存在するのか、なぜ日本の死刑はなかなか執行されないのか…。 人は知らない人間に対してはどこまでも残虐になれると思います。知っている人間には優しくなれます。どの立場に立って物語を読むかによっても捉え方は変わってくるでしょう。考えることもかなり多いでしょう。人の命とはなにか、罪を赦すってなんだろう、そういうことを考えられる歳になったら読んでほしい一作です。人の命は、重いんです。誰にでも平等だと思います。ただ、自分の身内が殺されたら?これ以上の言及は避けますが、もしも少しでも興味を持たれるのであれば手に取ってみてください。








