死んでいる (白水Uブックス 148 海外小説の誘惑)

死んでいる (白水Uブックス 148 海外小説の誘惑)
死んでいる (白水Uブックス 148 海外小説の誘惑)
ジム・クレイス
白水社
2004年7月1日
5件の記録
  • ヨネヤマゼン
    ヨネヤマゼン
    @zen
    2025年7月26日
    死体を虫が発見するとこ素晴らしい 小さな視点 近視的な時間感覚 死と生の近さ 全部映画には映らない グロテスクではない解剖学的な身体 小説にしか描けない領域だ
  • ヨネヤマゼン
    ヨネヤマゼン
    @zen
    2025年7月23日
    仕事の連絡待ちのあいだに三章まで読んだ 主人公が初めからずっと死んでいる 面白い 「二人の肉体は滅びたが、ジョゼフとセリースがそれでも愛情を捧げあっていることは、一見して明らかだった。というのも、男の片手を女の向こう脛に添えたこのカップルは、世界が否定している平和を、一時の優美さを獲得し、殺人を無効にしているように見えたのである」 「時は、光と音に分けられた。稲妻と雷鳴のあいだにはジョゼフとセリースのための安らぎの聖域があり、これが、海岸に横たわる二人の不運な恋人たちの、砂丘での六日間となった」 「われわれの祈りはただ一つ——何者かがやってきて、彼の手を彼女の脚から離してしまいませんように」 著者は神を信じてないだろうが、愛のことを人一倍信じているのだろう 共感する 愛は観測可能で物理的な何かだ
  • ヨネヤマゼン
    ヨネヤマゼン
    @zen
    2025年7月22日
    また特に急いで読まなくてもいい小説を買ってしまった
  • 雨
    @___amadare
    2025年4月13日
    海岸に横たわる撲殺された動物学者夫妻の死体。誰にも発見されない2人の亡骸に海辺の生き物たちが群がる。死とはあくまでの物質の消滅にすぎない。無神論者の作者が見つめる死はどこまでも冷徹、だけど何故か救われた気持ちになる。
    死んでいる (白水Uブックス 148 海外小説の誘惑)
  • Rota
    Rota
    @rota
    2025年3月8日
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved