

雨
@___amadare
- 2025年11月20日
百年の散歩多和田葉子読み終わった - 2025年11月10日
カミーユ大森静佳読み終わった - 2025年11月10日
生誕の災厄 〈新装版〉E.M.シオラン,出口裕弘読み終わったみずから欲するときに自殺できると確信できなくなったとき、はじめて人は未来を恐怖するに至る。(p.120) 前を見るな。後ろも見るな。恐れず悔いずに、おまえ自身の内部を見よ。過去や未来の奴隷となっているかぎり、誰にも自己のなかへ降りてゆくことはできない。(p.133) 自己のなかへ還り、存在と同じぐらい、いや、存在よりももっと古い沈黙を見つけだすこと。(p.140) しかし、一体、どうしたのかね、君は。どうしたというのかね。──何でもない。どこも、なんともないんだ。ただわたしは、自分の運命の外へ一跳びしてしまって、いまではもう、どっちを向いて歩いてゆけばいいのか、何にむかって駆け寄ればいいのか、まるで分からなくなっているだけのことだ。(p.320) - 2025年11月1日
- 2025年10月27日
星の嵌め殺し川野芽生読み終わった - 2025年10月22日
家が好きな人井田千秋読み終わった - 2025年10月17日
犬が星見た武田百合子読み終わった - 2025年10月16日
責任の生成國分功一郎,熊谷晋一郎読み終わった - 2025年10月4日
菜食主義者きむふな,ハン・ガン読み終わった"ある叫びが、泣き叫ぶ声が幾重にも重なってそこにつまっているの。肉のせいよ。 あまりにもたくさんの肉を食べたわ。その命たちがそっくりそこにつまっているの。間違いないわ。血と肉は全部消化されて体の隅々に散らばり、そのカスは排泄されたけれど、これらの命だけはしつこくわたしのみぞおちにくっついているの。 一度だけ、ただ一度だけでいいから大きく声を張りあげたい。まっ暗な窓の外へと走っていきたい。そうすれば、この塊は体の外へ飛び出るのかしら。そうなるかしら。 誰もわたしを助けられない。 誰もわたしを生かすことはできない。 誰もわたしに息をさせることはできない。"(p.79)
- 2025年9月28日
- 2025年9月11日
ケアと編集白石正明読み終わった - 2025年9月3日
- 2025年8月25日
「壇蜜」(1)清野とおる読み終わった - 2025年8月21日
喫茶店の水qp読み終わった - 2025年8月21日
- 2025年8月9日
プリズン・ブック・クラブーーコリンズ・ベイ刑務所読書会の一年アン・ウォームズリー,向井和美読み終わった - 2025年7月25日
きのう何食べた?(24)よしながふみ読み終わった - 2025年7月23日
忘却の河福永武彦読み終わった"私は昔ギリシャ神話を読んで、うろ覚えに忘却の河というのがあったのを覚えている。三途の河のようなものだろう、死者がそこを渡り、その水を飲み、生きていた頃の記憶をすべて忘れ去ると言われているものだ。しかし私にとって、忘却の河とはとの掘割のように流れないもの、澱んだもの、腐って行くもの、あらゆるがらくたを浮べているものの方が、よりふさわしいような気がする。この水は、水そのものが死んでいるのだ。そして忘却とはそれ自体少しずつ死んで行くことではないだろうか。あのらゆる過去のがらくたをその上に浮べ、やがてそれらが風に吹かれ雨に打たれ、それら自身の重味に耐えかねて沈んで行くことではないだろうか。"(p.82)
- 2025年7月18日
- 2025年7月6日
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