八月のフルート奏者

4件の記録
- 紙村@kamimura_2025年9月27日読み終わった3首選 ぱそこん、とひとが壊れてゆく音をききながら甘海老むしる夜 たましひの還る世界に似て遙かインターネットといふ混沌は ペットボトル半分ほどの優しさを生きとし生けるものの全てへ
- ひとしお@hitoshio_shio2025年3月18日読み終わった「泣いてゐるものは青かり この星もきつとおほきな涙であらう」 「呼び合える名があることの嬉しさにコーラの缶の露光る夏」 「わがうちに散る桜あり 君の名を呼ぶとき君はきらきらと風」 佐賀新聞に本名の筒井宏之名義で掲載されていた短歌がまとめられた歌集。家族や大切な人への透明であたたかい気持ちが31音の中に込められている。何度も読み返したい一冊。