お供え (講談社文芸文庫)

お供え (講談社文芸文庫)
お供え (講談社文芸文庫)
吉田知子
講談社
2015年4月10日
4件の記録
  • 再読ですが、やっぱりすごい。どこに連れて行かれるのかわからないまま段々と日常に何かが浸透していく。表題作の「お供え」は、語り手の女性の意識が徐々に変容していく様が1行1行滲み出ている。 ある日、庭の門(カド)に花が置かれたことから始まる。人の家に何をするんだと、彼女は不快感をあらわにして対応策を考える。花は毎日置かれ、それがだんだんと……。 最後に彼女が「何」になったのか、人と話してみると解釈が分かれる面白さもある。 小説が書かれてのは昭和50年代頃のようなので、この頃の「家」が持つ強さや女性と「家」の関係性は今とは違う部分もあるのではないかと思うので、物語性だけでなく時代も絡めて考えてみたくなった。
  • 結城
    結城
    @aori
    2025年8月24日
    やっぱりどれもよかった…。 この捉えどころのない不気味さがたまらない…。
  • さ
    @chiru144
    2025年5月9日
  • さんつみ
    さんつみ
    @santsumi
    2025年3月12日
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved