さくらんぼの性は (白水Uブックス 121 海外小説の誘惑)

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川@river12162025年3月19日読み終わったほんとうにたのしい! 重力や時間といった世界のきまりごとを拒むような寓話と史実をかき混ぜてちぎって重ねたみたいな小説。きれぎれの断章が物語を飛躍させ、読者を宙に浮いた不安定なところに連れ去ってくれる。ジュネの『花のノートルダム』然り、こういう小説がほんとうにすきだーーと思った。 ウィンターソンブーム真っ只中、『オレンジだけが果物じゃない』、『灯台守の話』に続いて読んだけどいちばん好き。しばらくは友だちにこの本の話ばっかりするだろう。 ウィンターソンがどうして好きかって考えてて、岸本さんのあとがきにあった「アンチ・ドラマ性」も文体の軽さも含め、狭苦しいところに閉じ込められた育ちの悪い同性愛の子ども特有の見る夢みたいなとこに共感してるんだとも思う。 なんで絶版なの!




