坊っちゃん(新潮文庫)

坊っちゃん(新潮文庫)
坊っちゃん(新潮文庫)
夏目漱石
新潮社
1950年2月2日
4件の記録
  • ヨル
    ヨル
    @yoru_no_hon
    2025年3月9日
    めーちゃくちゃおもしろい。『坊ちゃん』ってこんなにおもしろいんだ、となっている。赴任した中学校の教師たちにあだ名をつけるところを読んでいる。 『それから英語の教師に古賀とか云う大変顔色の悪るい男が居た。大概顔の蒼い人は瘠せてるもんだがこの男は蒼くふくれている。昔し小学校へ行く時分、浅井の民さんと云う子が同級生にあったが、この浅井のおやじがやはり、こんな色つやだった。浅井は百姓だから、百姓になるとあんな顔になるかと清に聞いてみたら、そうじゃありません、あの人はうらなりの唐茄子ばかり食べるから、蒼くふくれるんですと教えてくれた。それ以来蒼くふくれた人を見れば必ずうらなりの唐茄子を食った酬だと思う。この英語の教師もうらなりばかり食ってるに違ない。』(p26より引用) うらなりの唐茄子の酬(笑) 相変わらず主人公は偏屈で思い込みが激しい。でも『こころ』の先生とちがって、まっすぐで正義感にあふれるところがいいなあ。
    坊っちゃん(新潮文庫)
  • この30年くらい、元旦に「坊っちゃん」を読むという謎の習慣があります。 亡母に「坊っちゃんはあなたみたい」とよく言われましたが、両親とも無鉄砲ではありませんでしたw 私は無鉄砲では無いと思いますが「口は災いの元」そのもの子どもでした。 あぁ私にキヨがいてくれたらなぁ…
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