
たにこ
@chico75_11427
2026年3月4日
読み終わった
おすすめしていただいた本
難病を患っている著者が、日々を過ごす中で気付いたことだったり、疑問に思ったことをエッセイにまとめられている。
タイトルから「強気な内容なのか?」と思ったけれどそんなことはなく、優しい口調で読みやすいエッセイだった。感じ方は人それぞれなので、著者の思いに賛同できない人もいて当たり前だし、感動する人もいていいと思う。文章ではそう書かれていないが、そう言われているような気分になった。私はとても好き。
能力が正当に評価されないのは、いいことではない。
だから、能力がある人をちゃんと評価することをよしとする風潮に反対することはできない。
でも、そこに「ためらい」がほしいのだ。
「能力で人を評価するのはあたりまえ」「当然のことで、なにも問題ない」と決めつけずに、少しだけでも、ためらってほしい。(P75)
「障害者はかわいそうではない」という認識は大切だし、社会を変えていかなければならないのはもちろんだ。しかし、まだ変わっていない社会にあって、同情してくれる人の存在はとても貴い。そういう人がいなければ、現状、生きていけないし、世の中も変わっていかないだろう。「かわいそう」や同情をよくないこととしてしまっては、そういう人たちの気持ちも行動も萎縮してしまうのではないだろうか。それが心配なのだ。(P98)


