
まめご
@mmg_86
2026年3月9日
宙わたる教室
伊与原新
読み終わった
NHKでやっていたドラマが面白く原作も読みたいと思っていたのだが、図書館ではものすごい数の予約が入っていたので、ずっと文庫化を待っていた。
出たのを知らずに、書店でずらりと文庫が並んでいるのを目にした時の興奮たるや!
即買って即読んだ。
舞台は新宿にある定時制高校。
立ち上げられた科学部に集まった4人の生徒と顧問の理科教師、彼らを取り巻く人々が織りなす、学びをめぐる物語。
現代社会が抱える問題を背景としつつ、自分の中の“学びたい気持ち”に気づいた4人の挑戦をストレートに書いた、気持ちのいい物語だ。
作中に出てきた火星探査車オポチュニティのエピソードが印象的だった。
想定を遥かに超えて長く探査を続けたオポチュニティが撮った、自らの轍の写真。
一見すると孤独な旅の軌跡だけれど、「この子は、自分の後ろに延々と続く轍を見て、ただ孤独を感じたわけではないのだ。きっと、もう少しだけ前へ進もうと思ったに違いない。地球にいる仲間たちの存在を、背中のアンテナに感じながら。」と書かれる。
それは、抱えているものと向き合う孤独に押し潰されそうになっていた中、自分でも気づかなかった熱い気持ちや、同じ思いを持つ仲間を得ることで希望を取り戻し、挑戦へと向かう4人の姿とそのまま重なる。
読みながらこみ上げてくる熱い気持ちは、忘れかけていた初心を思い出させてくれた。
続編が来月刊行だそうで、こちらもとても楽しみだ。











まめご
@mmg_86
巻末に掲載されていた辻村深月さんとの対談で語られていたのですが、続編は6年後の話で、科学部の4人はOB・OGとして関わるくらいだそうです。
ということはメインはほぼ新しい登場人物なわけで、それはそれで楽しみだなーと思ってます!
できればまたドラマも…と欲が出ます🤣
