
pamo
@pamo
2025年3月17日

イスラームの日常世界
片倉もとこ
心に残る一節
引用:人間は強いものであると考える近代西欧社会では、人間が自然に挑戦し、それを征服できるとした。(p.35)
日本人にとって自然はすべてを与えてくれる母のような存在であり、人間がどんなに自然を破壊しても何とかなるだろう、水に流してもらえるだろうと思いこんでいるふしがある。〜中略〜
イスラームにおいては、自然と人間のあいだには階層性はなく、森羅万象は人間と対等の立場で存在している。(中略)人間が強者として自然を支配するのではない。人間にできることは、まわりの自然と共存することである。自分自身も、大自然の一部として、仲間入りさせてもらうことぐらいしかできない。(p.39)
うーん、さすが砂漠の宗教。


