イスラームの日常世界

イスラームの日常世界
イスラームの日常世界
片倉もとこ
岩波書店
1991年1月21日
8件の記録
  • pamo
    pamo
    @pamo
    2025年3月17日
    イスラームについて、イスラームの人の日常の生活と信仰心についてフラットに知るのに良い一冊。 一日5回の礼拝、女性のベール、断食月ラマダーン、メッカへの巡礼…。独特な儀礼の多いイスラームと、現代社会の人々がどのように毎日の生活の中でつきあっていて、現代社会を生きる上でイスラームにどんな効能があるのかが見えてくる。 正直、児童婚の話などニュースで見るとやっぱり眉を顰めてしまうのだが、しかし「人間が弱い存在であることを認める」「自然と人間な上下の関係ではなく、森羅万象は人間と対等の立場で存在している」など、現代社会にぴったりな宗教であることも感じられた。 1991年発行。911同時多発テロ以前のイスラームの見方を知ることができるというのも、今となっては歴史価値のある一冊。
  • よる
    @woodchuck
    2025年3月17日
  • pamo
    pamo
    @pamo
    2025年3月17日
    引用:人間が弱い存在であることを、いさぎよく認める。人間は、本来悪でも善でもないが、弱い存在ではある。したがって誘惑にまけやすくなるような状況をつくらないことにする。不特定多数の男女が肌をみせて接触していると、弱い人間のこと、乱れるにきまっているから、男も女も、手首、足首までの長い衣服をつけることにする。(p.25) 結婚も一種の社会契約である。人間の弱さをはじめから認め、相手を永遠に愛せるほど人間は強くない。からだがうつろうように、心もうつろうことを最初から勘定にいれておく。「離婚したときは、いくら払います」というような項目が、結婚の契約にはじめから入っている。(p.27)
  • ミ
    @cnacu6o
    2025年3月17日
  • ATP
    @atp
    2025年3月17日
  • pamo
    pamo
    @pamo
    2025年3月17日
    引用:人間は強いものであると考える近代西欧社会では、人間が自然に挑戦し、それを征服できるとした。(p.35) 日本人にとって自然はすべてを与えてくれる母のような存在であり、人間がどんなに自然を破壊しても何とかなるだろう、水に流してもらえるだろうと思いこんでいるふしがある。〜中略〜 イスラームにおいては、自然と人間のあいだには階層性はなく、森羅万象は人間と対等の立場で存在している。(中略)人間が強者として自然を支配するのではない。人間にできることは、まわりの自然と共存することである。自分自身も、大自然の一部として、仲間入りさせてもらうことぐらいしかできない。(p.39) うーん、さすが砂漠の宗教。
  • はな
    はな
    @hana-hitsuji05
    2025年3月17日
    神話、宗教、それぞれが壮大な物語としてめちゃ気になる。
  • touno
    touno
    @to_u__no___
    2025年3月17日
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