
きん
@paraboots
2026年4月22日
帰れない探偵
柴崎友香
読み終わった
読了
あーきつかったw
最初、正直いうとドロップアウトしちゃうかもなって思って読んでた。
読むのがきつくてダメだこりゃって。
原因を自分なりに考えてみると、本書を読んでると頭の中がこんがらがるというか、うまく整理がつかなくなるというか。
コロコロ変わる場所や時間、状況につながりがなく、なんだか一話完結のお話の羅列のようで。
でもその一話一話も大きな起承転結のようなものはなくて、ただ淡々と過ぎてゆくというか。
一般的に探偵というと思い起こされるような、例えばシャーロックホームズだとか、明智小五郎とか、金田一耕助とか、探偵物語の工藤チャンだとか、そういうドラマチックなお話でもなく、かと言って、淡々としている中にも謎は多く。
だけどだけどね、出てくる謎は謎が謎のままで。
よくある伏線回収みたいなものも、あえて追われることもなく、過ぎゆく感じが妙に心地よかったり。
不思議に面白い一冊でした。
読後思うのは、この帰れないってのは、やっぱり誰しも辛いことだし、帰れないというのは、場所的にも時間的にも戻れない、そういうことを不可逆性を意味してるんだろうなぁってことで。
それでもこの物語の終わり方に救われる思いがして。
読めてよかったなぁとかしみじみ考えてもいます。
追記
主人公は所在をあちこち転々としますが、行く先々の光景を柴崎さんは、丁寧に描いてくださっているので、これはあの国かな?あれはあの国の事件なんじゃない?と思いを馳せ、勝手にワクワクしたりしてました。
国名を当てたりするクイズゲームのような感じです。そういう感覚はいままで、本を読みながら持ったことはなかったので、自分にとっては新しかったです。










