
めい
@Bu_dress
2025年3月22日

茶の本
岡倉覚三,
村岡博
読み終わった
■ 『茶の本』読書体験まとめ
── 東洋の美と精神に触れて、心の風景が変わった
【1】読書の感想:
日本人の美意識について深く学べて、とても面白かった。
特に「花を愛でる」場面が印象的で、
お茶の話にとどまらず、自然との調和や空間の美をどう感じ取るかという
天心の詩的な感性に心を打たれた。
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【2】読書を通じて得た知見
• 茶道とは「生き方としての芸術」であり、形式ではなく精神性が核にある。
• 「侘び寂び」や「不完全の美」は、日本人の感性の源泉であり、光よりも影、過剰よりも余白を尊ぶ文化を映している。
• 芸術とは、有名かどうかではなく、自分の心が共鳴するかどうかで価値が決まる。
• 道教・禅の思想が、茶道の背後に流れている:
無為自然、無心、無我といった価値観が、美と人生をつないでいる。
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【3】『日本的霊性』との接続と新たな気づき
• 鈴木大拙の『日本的霊性』を読み始めたことで、
**「個人を抑えて、もっと大きなものとつながる」**という東洋思想の深層に気づいた。
• 天心が茶の湯で語っていた「自分を控えめにする美」と、
大拙が語る「無我・無心・超越」の霊性が、自分の中で一本の線につながった感覚がある。
• それによって、東洋思想に対する興味が本格的に湧き始め、
単なる文化紹介ではなく、「人生の在り方」を問う哲学としての重みを感じ始めている。
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単語は難しいけど比較的読みやすく、短いので2日で読めました!
西洋向けの批評本だから言葉のパワーが強いな…
茶道がいかに日本文化として優れているかがわかった
花の章の詩の言葉遣いが印象に残ったなー
