
風邪ひき
@damdamdan
2026年6月17日
イン・ザ・ミソスープ
村上龍
読み終わった
30年近く経ってもまだ色褪せない傑作。
若い頃熱心に読んでいた村上龍の諸作品がオーディブルで毎月リリースされている。で、さっそく『イン・ザ・ミソスープ』と再会した。
この作品にしろ『共生虫』にしろ、村上龍のサイコ小説は圧倒的な暴力があり、そして祈りがあり、魂の浄化がある。吐き気を催すゴア描写と、美しい結晶と化した寂しさがある。
『五分後の世界』の100ページにもおよぶ戦闘シーンで、ひたすら「描写」を積み重ねることで、読者に戦場を体験させることに成功したと、村上龍本人も蓮實重彦との対談で語ってるが、この作品でも第二夜から最終夜まで、読者に息も出来ないほどのものすごい濃密な体験をさせることに成功している。
この傑作が未だ映画化されてないのが不思議でならない。











