
阿久津隆
@akttkc
2025年1月3日

2666
ロベルト・ボラーニョ,
野谷文昭
ふと思い出した
@ SHOZO 黒磯本店
去年読んだ『2666』の初読は2013年12月から翌年年明けにかけてというものだった。モヤの『無分別』を読んで、なんだこのラテンアメリカという土地の小説は、と思ったのがいつだったか、そこからただただラテンアメリカ文学を読み続け、『2666』をひとつの終着点と定めた。『2666』を読む直前はメキシコの歴史本を2冊読みすらした。それで臨んだ。何月何日から読み始めたのかは覚えていないが年末に黒磯でショーゾーで読んだ。少し高いところにあるカウンターの席でこの大きな本を広げていると、ショーゾーさんとおぼしき人が「すごい本ですね」と話しかけてきて、へへへ、そうなんです、とか返しながら、あ、ショーゾーさんだ、と思ったことを覚えている。それから年末年始の実家で読みまくったのだろう。読み終えたのは新幹線で帰った岡山駅構内のパン屋さんでだった。ヴィ・ド・フランス的な。あのパン屋さんは今もあるのだろうか。











