実家近くのスーパー銭湯で。

小説とは本来的に、ここにいない誰かや場所を思うことであるなら、過ぎ去り、忘れてゆくことのさみしさとも、かろうじて手をつないでいられる。

フヅクエのすぐ横にあたらしい書店兼ギャラリーができてた。小さいながらボラーニョとか滝口悠生とかが割と揃ってる感じ。京王線に乗ったら隣に座ってる人がゼーバルト読んでて、読み終えて、閉じて、眠りについた。

自分が企画したイベントが終わったあと、日記屋 月日で見つけて買った。月日にはほかにも『メカスの友人日記』もあってこれも欲しかったが少し高かったので見送った。それに続いて『リトアニアの旅の追憶』のVHSも見つけて、この映画を手元に置いておけるのはとても良いな、と思った。

平凡社ライブラリーにしては妙に薄い背に惹かれて買った。前情報もなく、まったく存在をしらなかった本を偶然書店で見つけて買うのは随分と久しぶりな気がして、こういう買い物はうれしい。