白玉庵 "イスラーム精肉店" 2026年8月8日

白玉庵
白玉庵
@shfttg
2026年8月8日
イスラーム精肉店
イスラーム精肉店
ソン・ホンギュ(孫洪奎),
橋本智保
薄ぼんやりとした認識で読み始めたら、全然想定外のところに着地した。YA小説で、細かい事情の説明はなく、ヒントがあちこちに置いてある。NHKでやっていたタルトンネの立ち退きのドキュメンタリーや『冬の小鳥』(映画)でみたものがイメージの想起を助けてくれたが、それがなくても、マジョリティではない傷付いた人々が様々にケアし、される普遍的な物語としてどんな場所でも成立する。明確な救済は、ない。 以下はこれから読む人には必要のない知識だと思います。自分用にメモ。 ・チェジュにはヨルダンからの難民約500人がいて、韓国にムスリムが意外といると思っていたが、この小説とは無関係 ・韓国全体では2016年調査で約14万人(総人口比0.3%)で日本の13万人(0.1%)と格段の差はない ・朝鮮戦争で国連軍として参加した国:豪州、ベルギー、カナダ、コロンビア、デンマーク、フランス、ドイツ、ギリシャ、イタリア、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、フィリピン、韓国、南アフリカ、タイ、トルコ、英国、米国 ・ギリシャは第二次世界大戦後に3年半にわたる内戦があった ・国連軍のなかでトルコは4500人を派兵し、うち770人が戦死。アメリカに次ぐ戦力だった ・朝鮮戦争の時期から国際養子縁組が始まり、80年代がピークだった ・YA小説『ぼくの人生のスプリングキャンプ』(チョン・ユジョン著)が、1986年の韓国の話で、光州事件がバックグラウンドにあり本作と近いかも
もぐもぐ羊
もぐもぐ羊
@sleep_sheep
おはようございます! 朝から白玉庵さんのメモの情報量に圧倒されました_φ(・_・ 小説を読んでいて何故トルコとギリシャ?と思っていたところにこういう背景を知ることで物語が補強されるというか。 まさにちりばめられたヒントを集めて理解するとより物語を深く味わえる仕組みが韓国のYA小説に多いですよね。 でも全然押し付けがましくなく、説教くさくもなく、勉強させられてる感覚もなく読めるのすごいと思います。 『イスラーム精肉店』また読みたくなりました。
白玉庵
白玉庵
@shfttg
おはようございます。何にもわかりまセンター研究員にも優しい小説でした!推してくださってありがとう。
もぐもぐ羊
もぐもぐ羊
@sleep_sheep
何にもわかりまセンターの同僚として白玉庵さんのメモに理解を助けてもらえてありがたいです!
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