
euy
@euy
2026年9月5日
2001年宇宙の旅決定版
アーサー・チャールズ・クラーク,
伊藤典夫
読み終わった
映画をみたあとに読んだら、HALが反乱を起こした理由とか、モノリスを置いた文明のこととか、けっこう説明されてて、はかどった。
木星や土星の描写と、ボーマンがスター・ゲートに入っていく様子がきれい。
そして何より「37 実験」の章が、幼年期の終わりとか三体みたいな世界観でめっちゃ好き。
血と肉の存在→脳や思考を金属とプラスチックの光かがやく住みかに移しかえる→空間構造そのものに知識をたくわえ、凍りついた光の格子のなかに思考を永遠に保存する→当然のなりゆきとして純粋エネルギーの生物に変貌→腐食しチリにかえっていく→そして最終的には銀河系の覇者であり時すら超越、っていう進化の過程が壮大で、短い章だけどこれぞSFって感じだった。映画でここを映像化してほしかったなと思うけど、むりだろうなとも思う。
うしろの解説で、キューブリックが「人が考え、書けるものなら、かならず映像化できる」って言ってたのが引用されてるけど、良いSF小説は絶対に映像化なんてできないと思う。もちろん逆に映像でしか表現できないものもあると思うけど。でもやっぱりS小説の偉大さにはかなわないと思う。




