
白玉庵
@shfttg
2026年9月16日
背表紙の学校
奈倉有里
読み終わった
なんだかずいぶんはしゃいでいるなぁ、『文化の脱走兵』にずっと漂っていた緊張感がなくなってしまったのかと思ったら、特別な状況があったとあとがきでわかった。後半はまた落ち着いてきて安心。
偶然なんだけれど、『ウエスト・ウィング』『変な奴やめたい。』『自然のものはただ育つ』とこの本を続けて読んで、こどもというのは限られた状況のなかで、大人と同じくらいに感じて考えて、実行していることを再認識した。それを覚えている人がこのように書けるということもあるんだろうけれど。
所沢の航空公園って内田百閒の飛行機部(?)と関係あったかな?
たくさんの社会不安があるうえに、意見があちこちでぶつかって孤独になってしまう人が増えるとき、陰謀論や歴史の捏造が人気を集めるのは、それらが依拠しているのが事実ではなく「これならあなたの気持ちに『ぴったり』でしょう」と擦り寄るために作られた嘘だからだ。だからこそ、政治家や学者という誰よりも正誤の判断を重視しなければならない人々が率先して嘘をつく姿を見てしまうと、私たちは絶望したくなる。誰かにとってはその行為が「お墨つき」となるかもしれず、そうなればその嘘を自分の感情に「ぴったり」だと思って信じてしまう人がさらに増えるのは目にみえているから。 p206
そう、そうなんだけれどもこれは自分の指向と反対側の人たちだけに当てはまるのではなく、自分側にも打ち返されてしまう弾なんだ。











