
ロッタ
@rotta_yomu
2026年9月26日
怒りの葡萄〔新訳版〕(下)
ジョン・スタインベック,
黒原敏行
読み終わった
ああああ、終わった...。8月の終わりから始まった、ジョード家との「怒りの葡萄」の旅が終わった。「私はこのことに〜」は、スタインベックの創作ノートに残されていた言葉らしい。(訳者あとがきより)この小説の根底にあるものは、農民たちの過酷で悲惨な日々と、苦しむ彼らの顔を見ようともしない者たちへの強烈な怒りだったように思う。怒りはぶつけたくても、相手の顔は巨大化し、どんどん見えなくなっていく。そんななかで、農民たちの手から少しずつこぼれ落ちていく。土地だったり、家族だったり、尊厳だったり、夢だったり。ひとつ、またひとつと、彼らは奪われていく。それでもなお生き抜こうとする、その強さを一身に引き受けていたのが、もう一人の主人公・母ちゃんだった。その存在にジョード家も、読者も、何度も救われる。最後に残ったのは、なんとも言えない満たされた感情で、あの最後の微笑みの尊さと凄みに、深く深く息をついた。
「私はこのことに責任のある強欲なくそ野郎どもに、恥を知れと書いた札を貼りつけてやりたいのだ」












廣 亜津美
@hiroatme
名作ですよね。さすがにノーベル文学賞はレベルが違います。100年前の本とは思えません。映画版もいいですから、配信でも見つかると思いますので是非。スタインベックは「二十日鼠と人間」も素晴らしいです。こっちは短いです

ロッタ
@rotta_yomu
さすがすぎました...!人間のあっけなさと生き抜く図太さの両方を見せつけられたような小説でした。ハツカネズミと人間、読んでみますね!毎年GWに長編を読むことを恒例にしてるのですが、「エデンの東」に挑戦してみようかと思ってます...
