
ゆい奈
@tu1_book
2025年6月4日

リヴァイアサン
ポール・オースター,
Paul Auster,
柴田元幸
読み終わった
@ 自宅
ひとりの男が道端で爆死した。制作中の爆弾が爆発したことにより、死体は15m範囲に散らばっていた。その男は各地の女神像を爆破しつづけた“自由の怪人”であり、わたしの親友だった。ーーーという具合で物語はすすんでいくのだけど、これがまあおもしろい。おもしろいったらない。すべての出会いは必然であり、起こりうる物事に無駄なものなんてないということを、ありありと痛感させられた。いや〜オースターおもしろい。たまらん。
p88「我々一人ひとりが、何らかの形でサックスの死とつながっているのであり、我々一人ひとりの物語も同時に語らないことには、サックスの物語を語ることにもならない。何もかもがほかの何もかもとつながっていて、全ての物語はほかのすべての物語とオーバーラップする。」













たま子
@tama_co_co
おんっもしろいよねぇぇぇえ。オースター作品いつもだけど、書き出しがほんとたまらん。オースターだけの書き出し選手権があったら、『リヴァイアサン』はかなり上位にくると思うの。あと『ガラスの街』。
結局、リヴァイアサン=怪物って、なんのことだったんだろうね。偶然が生んだ人々の変化のことなのか、それとも元々サックスの中に
持ち合わせていたものなのか。いや〜おもしろい。(うろおぼえ)

ゆい奈
@tu1_book
オースターの引力凄まじい… なんだろうな、哲学的であり、詩的であり、物語への入り込ませ方がほんとうに巧みで、尚且つ、柴田さんの訳によって言葉の面白さの閾値がとんでもないことになってる… 染みるぜ〜い…
どうなんだろうな〜。偶然が生んだ産物のようにもおもうし、マリアだったり、サックスだったり、もしくは私にも、どこかにそういったものは持ち合わせているのかもしれないなあともおもうしなあ〜。グッと考えさせられるのもオースターの面白みだねぇ。
個人的には『リヴァイアサン』という言葉でのタイトル回収(?)が行われたときの、うおおおおという興奮がすごくて、なんかもう、してやられた感があった😂なんにせよオースター最高です。引き続き読みます。
