
草大福
@yadokari15
2025年5月19日

砂の女
安部公房
読み終わった
読書会のために読んだ。とにかく前半部分が読みづらい。口の中に砂の感触がありありと想像される。描写力がすごいと思った。
男よりは女の方に感情移入してしまった。そのせいもあってか、不可思議な生活を送っているにもかかわらず、女からあまり魔性のようなものは感じず。なんとなく人間臭さを感じた。
ラストを読んで感じたのは、人間は選べないことが苦痛なんじゃないかということ。自分で選べることに最後男は心の安寧を見出したのではないだろうか。



