
たま子
@tama_co_co
2025年6月18日

壁 (新潮文庫)
安部公房
読み終わった
変な時間に目覚めて眠れなくなり、夜に珈琲をガブ飲みしたことを思い出し眠るのをあきらめて読む。眠れない夜と本って相性がよくて、文章と意識が溶け合うみたいな感覚になるときがある。たのしい通り越してきもちいい。
名前を失う男、影を失う男、家を失う男、どこにも自らの帰属すべき場所をもたない人間たち。内部(自己)も外部(世界)も空虚、いずれも壁に閉ざされている。ということは同時に自己も世界も未来に向かってのみ無限の可能性をはらんでいるということなのか。逆説的に読んでみたい。














たま子
@tama_co_co
おはよう!たしかにそろそろ、夜な夜な読みたい本の話をだらだら話す会したい。夏になるとしたくなるよね。阿部公房、読んでて思ったけどオースターとの親和性も高そうだわ。カフカも読みたくなった!