
ミモザ
@mimosa
2025年6月22日

国宝 上 青春篇
吉田修一
読み終わった
先に映画を見たせいもあるけど元々作品自体がだいぶ映画的なんだな、と思ったりしている。小説のセリフって音で聞くとちょっと癖があってわざとらしくなりやすいけれど、採用されたシーンは映画にされることを前提としたみたいに違和感なくぱしっとはまっていたし、でも逆に小説としては写実的というかさらっと流れていくので少し物足りなさも感じる。映画の脚本は中盤からだいぶ手が加えられていて、上巻を読んだ限りでは東と西の歌舞伎界の違いのようなものがもう少し描かれていても良かったのかなと思う。あとは固有名詞が多いのは当時の風俗を記録したいという作者の思いもあるのかなと感じたりもしたので、そのあたりがふわふわだったのはもったいないかもしれなかった。下巻に向けては存在をほぼ消されていた辻村との確執が気になる(2025年6月分2冊目)







風の吹く音
@kazenofukuoto
映像が先か、文字が先か...って結構重要だよねー
映像先だと印象強すぎちゃって読んでて俳優さんの演技が頭に浮かんできちゃって読んでても想像出来なくなっちゃうというか。まぁそれはそれで面白いんだけどね。
とりあえず自分は文字が先派です笑

ミモザ
@mimosa
わたしは結構本を読む時はささっと読み飛ばしてしまうことが多いので、映像を先に見た後に読むと「誰かの付箋がついてる本を読んでいる」ような感じで精読傾向になりますね。新しい映画は想像を超えて形にされた驚きを体験できるので好きなのですが、古い映画は先に原作の方が好きです!!