
しおり
@Kaffee5888
2025年10月3日

ひきなみ (角川文庫)
千早茜
読み終わった
千早茜さんの作品はすごく好きな時とすごく嫌いな時がある。今回は嫌いな方。
というのも、自分も女性なのだが、この主人公が誰かに助けられたがっているのが見て取れるし、誰かに依存しようとしているのが見えるのが気に食わないのだ。これはもしかしたら同類嫌悪、というやつなのかもしれないが。
人はひとりでは生きていけない、とは言うが、ひとりでもちゃんと生きていけてしまうのだ。それなのに、被害者です、みたいな顔しているのが好きじゃない。ひとのことを信用できない、でも人からは好かれたい、みたいな思想が透けて見える。多分私はこの主人公とは仲良くなれない。真以のようにはなれない。こう、だと決めてかかるのも自分で見た景色だけを信じて別の角度からみないことも、なんとなく鼻につく。うん、多分苦手なんだろうこの主人公のこと。
途中で出てきた脱獄犯だが、主人公が感じたこととは違うものを汲み取った。多分、「被害者で居てほしい」というのは本当なんだろうと思う。真以が会いにきて、また親交を続ければ真以は被害者でなくなるかもしれない、また週刊誌などに狙われるかもしれない。そういうのから守ったんじゃないかな、と思う。逃げた、のではなく。
私も私が見たいものを、読みたいものを、汲み取りたいことを勝手に汲み取るから違うかもしれないけれど、おそらく絶対主人公とは思想は違うし、仲良くはなれないなと思った。













しおり
@Kaffee5888
コメントありがとうございます。
誰かの好きな作品かもしれないのに「嫌い」と強い言葉を使うことに少し躊躇いましたが自分の記録だしなぁ、と思いこういった書き方になりました。
千早さんの強い女、という書き方は好きなのですがなんともこういう誰かに依存したがっていたりする女性が主人公の時は苦手だなぁと漸く分かったので今後の参考にしようと思いました🥲


はな
@hana-hitsuji05
誰かが『これ好き!』って言ってる所に行って『私は嫌い』とか言うのは、わざわざ好きって話をしとる時にそれ言わんでも…と思うかもしれませんが、おっしゃる通り自分の記録だし覚書みたいなものですから!
(私もその時の自分の感覚に正直に書いてます😂
何故自分がそう感じんだろう?とか考えるのも面白いですよね

しおり
@Kaffee5888
素直に書いておけばもしかしたら何年か後にその本を読み返したら考え方とか感じ方も変わるかも、と思って楽しみにもなります😊
何故自分はこういう感情になったのだろう、とかを言語化できるようになったら自分の機嫌とかに左右されにくくなるのかなぁと思いながら、日々言葉のお勉強してます📕笑
