
はな
@hana-hitsuji05
2025年10月9日

私のからだは私のもの
平井美津子
読み終わった
図書館本
図書館で借りた
著者の言葉がなぜこんなにも自分の心の近くに迫ってくるのか、最後の最後で理由がわかった。
ここに書かれた全ての事件や隠蔽、暴力の数々、それらに対して女性たちの起こした行動はひとつ残らず自分の人生と共に社会で起きていたことで、私たちはみんな当事者だと思う。
自分の経験をやっとの思いで言葉にする時、相手の反応でどんな経験を「してこなかったのか」がわかる瞬間すぐに沈黙して隠してしまうだろう。
逆に自分もそんな反応を誰かに無意識のうちにしていることがあったのかもしれないと怖くなる。知らないこと、無頓着に生きることが大罪に思える。
私はこの本に記された声を上げることの出来なかった多くの女性や子どもたちに特に連帯する。そして著者とその周囲の協力者、理解者に敬意を感じている。
どんなことであろうとも、あったことをなかったことにだけは、それだけは出来ない。みんなや誰かの傷が自分の存在如きで癒せるはずもないが、私はそれを知ってるし、あなたに起きたことを知ったし、なかったことには絶対にしないと決意する気持ち。
一人ひとりに伝えるすべはないけれど、彼女たちを案ずる瞬間が日常にある。
そしてこの社会構造をどうやって変えていけるのかをずっと考えてる。
改めてこの本が本になって良かった。
図書館で借りたけど、支持を表明するために購入する。そして著者に手紙を書こう。












はな
@hana-hitsuji05
娼婦や慰安婦の章で、以前セックスワーカーについてくりこさんが意見を表明していたのを思い出しながら読みました。
この本を読んだ後、くりこさんはどの部分で何を思うのだろう?ととても気になります。
