
まめご
@mmg_86
2025年10月10日

古くてあたらしい仕事
島田潤一郎
読み終わった
地に足をつけてものを考え、誠実に働く人が、自分の仕事について丁寧に綴った文章を堪能した。
本を読むことや働くことについて語られる内容には共感できる点がたくさんあったし、2000年代初頭に漂っていたあの閉塞感や先の見えない不安感は私にもリアルなものだったし、和田誠や庄野潤三やジョゼップ・グアルディオラの名前は、前から気になっていたり好きだったりするものだった。
新しく友達ができたような気持ち。
ここ数日身の回りがざわざわしていたので、本を開くタイミングを間違えたかなと初めは思ったりもした。
でもそういう日々の中だったからこそ良かったのだと今は分かる。
この本を開いている時に流れていたのはまさしく、「もうひとつの肥沃な時間」だった。






