
ノエラプトル
@Di_Noel02
2025年10月27日
変身
フランツ・カフカ,
川島隆
読み終わった
ラストのあまりの不条理が衝撃で、ただもう開いた口が塞がらなかった。
変身が解けず、挙句家族に見捨てられたグレゴールが気の毒でならなかったが、なぜかまた読み返したくなるような、不思議な読後感。でも、家族が彼を守り抜き、最後まで見捨てないような展開になっていたら絶対つまらないし、こんな有名な作品にはなっていないんだろうなと思った。
ところで、作者のカフカは、変身した主人公の姿は、読者がそれぞれ頭の中で想像すべきだと考えていたそうだ。
この翻訳本では、「化け物じみた図体の虫けら」「かぼそい肢がたくさん(中略)チラチラうごめいていた」などと訳されているが、そこからどんな「虫けら」を思い描くのか、『変身』を読んだことのある人ひとりひとりに聞いてまわってみたい。
個人的には、「肢がたくさん」「弓なりの段々模様で区切られた丸っこい茶色の腹」という表現から、ムカデが頭に浮かんだけれど、うちの親はGだったらしい。
はたまた、キメラみたいな姿を想像する人もいるのかもしれない。
何にせよおぞましい変身であることには違いないが、こうやってあれこれ想像が膨らむのも、この作品の面白いところだと思う。





はな
@hana-hitsuji05
そして嫌悪されるイメージも相まって、どんなに家族として愛していた人でも無理めなビジュアルだったんかな〜と想像しますよね。
あと、もしかしたら全く身動きの取れない感染する病とか障害を途中から持った人の比喩表現にも感じられました。
どんなことがあっても変わらず愛するって世界線じゃない現実もあったりしますもんね。
私も恐竜好きです(小声🦖


ノエラプトル
@Di_Noel02
確かに現代的な視点で見ると、介護問題の比喩のようにも捉えられますね!
大事な家族が、あるいは自分がもしザムザのように外へ出られない体になってしまったら…と考えると、急にリアリティを帯びてきます。
本についていた解説では、カフカの恋人から手紙の返信がなかなか来ず、ふて腐れて「返事がくるまでベッドから起き上がるまい」としていたのが、虫けらに変身してしまいベッドから起き上がれなくなった男の話『変身』が生まれるきっかけになったと書いてました。
恐竜お好きなんですね!!
これまたうれしいコメントです…!
太古の生き物ってロマンありますよね。ちなみに僕はトロオドンが特に好きです。


はな
@hana-hitsuji05
カフカが拗ねた時に出来たのですね〜知らなかった!ダーク過ぎませんか笑
私はモササウルスとかパラサウロロフスの形が好きです🫶
子どもの頃にかなり大きなトリケラトプスの化石(模型?本物?)を見てから大好きになりました!
トロオドン、賢そうな恐竜ですね〜🫶


ノエラプトル
@Di_Noel02
形良いですよね…すごく分かります。
パラサウロロフスのとさか、自分も一目惚れしました。
福井県立恐竜博物館に、トリケラトプスの頭骨が展示されていますが、確かにめちゃデカいですね…!


はな
@hana-hitsuji05
恐竜は命ある限り成長し続けると聞いたことがあって、じゃあこのトリケラトプスは究極のサバイバーなのでは!?と高揚しました笑
福井県行ったことなくて、化石めっちゃ出土する県の博物館めちゃめちゃ行きたいです😂
そう言えば大人の恐竜学って新書があったので気になってます!


ノエラプトル
@Di_Noel02
福井はぜひぜひ一度足をお運びになってください…!(福井県民ではないんですが宣伝します笑)
休日はすごい人なので、平日空いてらっしゃれば、そこで行くのをおすすめします🦕
実物化石もたくさんあって、迫力満点です!
土屋健さんの『大人のための「恐竜学」』ですかね?既に読んでますが、良かったですよ!✨
分かりやすく解説されていて、かつ最新研究も盛り込まれてました。