
酸菜魚
@suancaiyu
2025年11月11日

生殖記
朝井リョウ
読み終わった
@ 自宅
Kindle Unlimitedにあったのを発見。
他の本を読んでて、気分転換のつもりで読み始めたら止まらなくて一気読み。
当事者の自分からすると刺さることばかり。
ヘテロセクシャルが多数派である社会の仕組みに、どうにか自分も貢献できますよ、って言い聞かせながら、アピールしながら生きてる気がする。
でもこれは多数派もきっと同じ。社会の拡大、発展、成長のレースに違和感を持ってしまう人はいるはず。
そして自分は会社でそういう人に対して「なんなんこいつ、やる気ないの?」とか思ってしまっている。
たぶん自分は生きる価値をそのレースに見出すことに必死だから、ダラダラ歩いてるだけの人が目についてしまうのかも。
幼少期に所属していた共同体である家庭と学校との関係性が、その後の人生における共同体への関わり方を決めるというのは、実感を伴って共感。
自分の場合は家庭が強力に作用している実感がある。自己肯定感と自尊心が強く育まれた結果、その後の社会のレースに生産性のない同性愛個体でありながらうまく参加できていると思う。
***余談***
224ページ
「色んなことを“してやらない”って決めて」
この部分、「ブスにならない哲学」の
「してもらっちゃいないから してあげないなんて
それじゃ愛なんて絶対 生まれないんじゃない」
が思い出された。笑
ハロオタの朝井リョウも同じこと連想したかな……?





