
まめご
@mmg_86
2025年12月8日
絵本戦争 禁書されるアメリカの未来
堂本かおる
読み終わった
借りてきた
『貸出禁止の本をすくえ!』を読んで初めて知った、アメリカの学校図書室における禁書運動。
それをニューヨーク在住の著者が、成立過程や背景、政治的な動向なども絡めて解説しつつ、実際に禁書になった絵本を“黒人”や“LGBTQ”、“女性”などテーマごとに紹介したのがこの本だ。
我が子が何を学ぶかを決めるのは政府や学校ではなく「親の権利」だという考えが、禁書推進派の主張の根拠になっているそうだ。
多様性を学ぶことが分断を生むからと子どもから本を遠ざけたところで、その子がいずれ飛び込む社会はそもそも多様性に満ちている場所なはずだ。
本からの学びが全てではないとはいえ、保護者が権利を振りかざした末にある子どもの将来はどうなるのだろうと心配になってしまう。
実際に禁書になった絵本を詳しくたっぷりと紹介してくれるこの本は、多様性を学ぶための充実したブックガイドにもなっている。
日本では出版されていないものが多いけれど、どの絵本もとても面白そうだった。
この禁書運動に対抗する団体やムーブメントについて最後に触れられていたのが、わずかな救いではあった。
子どもたちがどんな本も好きなだけ読める世の中であって欲しいと、図書室が大好きな子どもだった私は心から思う。








まめご
@mmg_86
はなさんも順番が回ってきたんですね👏
『貸出禁止の本をすくえ!』の理解がとても深まる本でした!
はなさんにも刺さる内容じゃないかなと思います。
よかったらまた感想を聞かせてくださいね😊
