
花木コヘレト
@qohelet
2025年12月23日
トランスジェンダー入門
周司あきら,
高井ゆと里
読み終わった
図書館本
トランスジェンダー
破壊力抜群の本でした。私の中の固定観念がどんどん壊されていきました。
とにかく、私が本書から受け取ったことは、「その人の性自認を尊重しよう」、そして「その人自身ですら性自認が困難なら、それも尊重しよう」という2点に集約されます。
それと、本書の裏テーマと思うのですが、私が心底驚いたのは、男というものも、女というものも、性自認を尊重する限りなら、素直に信じて良いのだ、ということでした。つまり、本書の例えで言えば、「女の子(あるいは男の子)集まって、と声をかけられた時に、自分が呼ばれた、と感じられる心」、それは肯定されてかまわないんだな、ということに驚きました。性自認の尊重において、男というもの、女というもの、あるいはどちらにも当てはまらないということ、それが尊重されるなら、それが本当の男であり、本当の女であり、あるいは本当のどちらでもない、ということだと思いました。
ですから、本書の要点とはまるで違う話になりますが、上記の意味において、人間存在にとっては、性別というのは、ふるさとのようなものだな、と思いました。トランスジェンダーを知ることは、あるいはトランスジェンダーを経験するということは、性別の自己認識という、人間存在の土台が揺さぶられることですが、その結果として、土台が崩れた先に、仮にXジェンダーという謎が私たちを待っていたとしても、その謎がふるさととして機能してくれるのではないかと、私は希望的に感じました。
これはハイデガーの名言、存在は不安の上にある、という言葉を思い起こさせますが、私たち一人一人は、本当は、性自認の不可能性という大地に、立っているのではないかと、そしてその時に安心立命するためには、性別という謎を、きっと、おおらかに肯定できるかどうかが、かかっていると思いました。
本書の真の目的は、人類99%のシスジェンダーの、安定した性自認を崩壊させるところに、あるのではないかと、そしてその崩壊を通して、私たちが知っているつもりになっている性別が、実は未知なるものである、と驚かせられるところにあるのではないかと、そう感じされられたところで、あります。
(20251223修正、ご指摘ありがとうございます)








花木コヘレト
@qohelet
ご指摘ありがとうございます。
確かにおっしゃる通りです。すみません。僕は勉強した端から差別表現をしてしまう、トンチンカンな人間なんです。みなさんご不快に思われたかと存じます。すみませんでした。
今修正しました。


花木コヘレト
@qohelet
いや、本当にご指摘ありがとうございました。一年とぼけるさんにご指摘いただかなかったら、間違いなくずっと私の言葉は残ってしまって、少なくない数の方が傷ついてしまったと思います。
速やかにご指摘頂いて、感謝するのはこちらの方です。ありがとうございました。
