
はな
@hana-hitsuji05
2026年1月10日
あなたはここにいなくとも
町田そのこ
読み終わった
図書館本
図書館で借りた
これ、映画になるのでは?
私が知らないだけで既に映画化されてるのか?最近、良い本の表紙は黄色が多いジンクス更新した。
図書館で試し読みみたいに借りてしまったけど買いに行こう。
巻末特別エッセイがトドメの一撃で本当に共感の嵐。同志を発見した気分。
情景も心情も脳裏に鮮やかに浮かびすぎる。
すごい。失礼ながら全く期待していなかった本で、土下座したいくらいの圧倒的な余韻。
こんなに女性の色んな生き方を通して読み手を鼓舞する物語あったんか。
年老いた女性たちの人生は白木蓮の花みたいだった。誰ひとり早春が訪れたことに気づいていない時分から咲き始めて、あっという間に真っ白な花びらを散らす。
落ちて茶色く傷んでいく最後まで潔く晒す姿の美しさ。鮮やかさ。
朽ちたように見える果実を切ったら鮮度半端なかった時の驚きみたいな。
「ばばあのマーチ」
読みながらまたも主人公の彼氏に本当に苛々してしまった。こらえろ。
「じゃああんたが作ってみろよ」という漫画を思い出した。
人のことをジャッジしたりされたり、もういいよ!そして口に油でも塗ってるのかと言いたくなるような上司の詭弁。立場が守られているのに、こちらを悪者にして保身の言葉を吐く姿に白目。
あたしは何も失ってない、という言葉が刺さる、刺さる。何人かの女性がかわるがわる現れて、誰かをそっと助けていって、こうやって生きていけたら良いのではと感じた。
「入道雲が生まれるころ」
何かしら人から理解してもらえなかったり、理解する気もないような態度を取られたことのある人は、沈黙のマイノリティに対して反射的に寄り添える気がする。
言葉の中に意味を閉じ込めて表現したい時もあるけれど、言葉の意味を超えて見えない部分や聞こえない部分に寄り添うこともある。
「お前にも悪いところがあるんやないか」
これ言われたことあるな〜。
子どもの頃の自分がそれまでの人生で1番傷ついた記憶を思い出しながら、主人公の妹が放つ救いの言葉を、大人の私が小さな私にそっくりそのまま送ろうと思いながら読んだ。
「くろい穴」
渋皮煮って名前は知ってるけど、栗にそこまで興味なくて味がすぐに連想出来なかった。
読んでいるだけで面倒な工程を経て出来上がったものを、リクエストして食べる側は一瞬で胃袋に送る。
作りながら色んなことを考えただろうな。
心を込めた相手に届かなかったものが、全く予見していなかった人に気づかれるの、本当に不思議。
自分が大切だと思っていたものが急に色褪せたり、黒い気持ちを向けた相手に別の感情が生まれるの、本当に本当に不思議。
「先を生くひと」
歳を重ねた人を軽んじるのは、自分にまだそれほど重ねたものの無い者がすることだ。
知らないからあしざまに言える。
自分より何十年も長く生きてきて、その間に起きたことや心情は途方もなく、計り知れない。
死んだ方がマシだという経験を越えて生き延びた人も少なくないと思う。誰彼に言わないだけ。
ここまで幾つかの物語を読みながら、自分が最後まで手放せないものはどんなものだろうかと考える。
読みながら涙がじわじわ湧いてきて困った。
私も澪さんが愛そうと決めた人生が好きだと思った。
著者の本、初めて読んだかも。
他の本もこんなテイストなんだろうか。
ババヤガの夜が動なら、この本は静という感じ。読んで良かったよ〜これ。
この本を贈りたい友達の顔がチラチラ浮かぶ。













はな
@hana-hitsuji05
なんか黄色い本に胸ぐら掴まれ続けている気がします😩
向き合っているのでしょうか私?
自分に起きて感じたことしかわからないし、それさえ認識を改めさせられることも多くて、この今の感覚がどんなふうにアップデートされるんだろう??といつもドキドキしています。
短くて読みやすかったのでぜひ〜🫶🫶
