
栞
@shiorinna
2026年1月15日
廃用身
久坂部羊
買った
読み終わった
麻痺で動かなくなった手や足を廃用身と呼ぶ。廃用身は床ずれや介護への負担など、動かせないこと以外にもさまざまな弊害になる。
廃用身を切除するAケアという新しい療法を確立した医師による手術前後の経過や考察のAパートと、その後どのような活末を迎えるのかのBパート。
いつのまにか、痛みや恨み、介助者への負担を取り除くために行う廃用身切除と安楽死を比較しながら読んでいた。どちらも実行すれば取り返しがつかないし、本には戻れない。けれどいまのままでは、満足に生きられない。高齢化社会や介護問題を解決するための選択肢として、廃用身切除や安楽死があっても良いと思ってしまうかも。意識もないのに無理に生かされたくはないし、病死でもいいから自分の限りある人生を自分の意思で全うしたいと思うのはいけないことなのだろうか。











tsukasakitajima
@tsukasakitajima
この思想の行きつく先は無駄なものはすべて排除すべきものという近代合理主義の究極形か。その果てにあるのは生きること自体が無駄だという自己矛盾に陥いるだけか。