

ゆ。
@XtVq4
別のアプリで読書記録していたが、色々な人の感想や何を読んでるのか知りたくて
- 2026年2月25日
アタラクシア金原ひとみ読み終わった@ カフェ金原ひとみはもしかしてお気に入りの作家になるのではないか?と思って『マザーズ』に続いて読んでみた。読み終わって、やっぱりこの作家さんはリアルな人間関係の話が上手いと思った。そんなところが良いなと。不倫関係の話は、恋愛ベースで進行されていき、感情的になった主人公に置いていかれることがよくあるので、この本のように複数人の語り手+不倫している当人(特に女)が感情が欠けているというか、人間味が足りてなさそうなところが私向きだった。 夫から見ても妹から見ても感情が読めない人間だった彼女の人間的なところが出てくる部分ではあるのだが。物語の終盤で、彼女が不倫を始める前に起きた事件のこと(妊娠してそこでも感情が芽生えていた)が明かされた時、幸せな結婚生活が崩れる瞬間を読めるのも良かった。やっぱり妊娠出産に関わることには夫は全部参加してくれた方がいいよねと思う。 絵に描いたような幸せな何も事件の起こらない結婚生活というのは、難しいものなんだろうか?何かしらやはり起こるものなのか?これを確かめるために私もそこに踏み入れてみたい。不倫や不妊、レス、虐待、DVのような重い事件だけじゃなくて、何があるかわからないけど小さな(?)事件も起こるんだろうね。なんなんだろう?そういう小説も読んでみたい。平穏の中の小さな不穏みたいな。 - 2026年2月17日
マザーズ金原ひとみ読み終わった@ 新中野駅初めて読んだ金原ひとみの小説は、『アンソーシャルディスタンス』で、私は好きじゃなかった。今っぽい言葉遣いや表現が、若者受けを狙っているような気がして、読んでいて面白くなかった。それなのに、この『マザーズ』は、母親の本音がそのまま表現されていて、美化されておらず、そんなところが好みだった。あの本も、そのまま「今」の人たちの心情を描いてくれていたのかなと思い、読み返したいなと思った。 涼子の虐待する瀬戸際の感情は共感しか出来ず、私の未来を描いているのではないかと思うくらいだった。私は子供を持つべきではないのかもしれないと本当に思った。だが、救いはあった。周囲の理解のある人たちの援助で、涼子と一弥は救われている。周りに迷惑をかけることになっても、助けを求めて足掻くしかない。私はそうすることにしようと思った。 - 2026年2月13日
一心同体だった山内マリコ読み終わった@ 浜名湖繋がっていくタイプの短編集。時も流れる。 40歳までだけど、女の一生を友達という軸で描いた物語だと思った。状況は違えど、この小説の中で描かれた感情は、誰もが持ったことがあるものなんじゃないかと思う。だからこれは私たちのお話だった。今、私は27歳で、「あなたは30歳になる」に近い。『無理をしないで。自分とだけ向き合って。人と比べないで。これは競争ではありません。』 ー番好きな部分。これまでは人と競争してきた。受験とかね。けど今は、女の幸せと言われる結婚や妊娠、子育て等を知らない女と競争している気がする。退職するまでは仕事をしつつ恋愛もこなせる自分というものに誇りがあったが、退職した今では、早く結婚して子供を育てないとという焦りだけが存在している気がする。私は本当にそれがしたいのか?それを知るために、私はもっと私と向き合わないといけない。 - 2026年2月10日
対岸の彼女角田光代読み終わった@ 野洲市歳を重ねていくのは、誰かと出会い続けるため。人と関わるとその人の型が自分に開く。だったら私は、今どんな形をしているんだろう? 学生の頃は、1人で行動することが心細くて、クラスに友達が1人しかいない時にその子が休みだったりすると、絶望した気分になったのを思い出した。そうならないように他にも友達を作ったりもした。今では1人で旅行もお出掛けも外食も出来るけど、その頃の私には、移動授業で1人で行動することですら、普通にすることができなかった。 大人になっても、近づいては離れの繰り返しで、この人とはずっと仲良く出来る、私の片割れのようだと思っていた人が、あっさり距離をとってきたりする。その時、私の中のその人の型がひんやりと冷まされ、これまでの熱が嘘みたいに引いていく。そんなことを幾つになっても続けていくのかな。でもそれは悲しいことではないのかもしれないと思えた。その人と出会えたことで、この先もそんな人と出会えるだろうという予感と、出会えなかったとしてもその時の経験は消えずに残るから、だから私も、人と出会うためにこれからも生きていこうと思った。 - 2026年2月9日
生命式村田沙耶香読み終わった@ 墨田区私の苦手な短編集だけど、ひとつ読むごとに一息つくようなものばかりだった。 「生命式」は言われていたように『消滅世界』の土台となっていそうだった。人肉を食べることと受精の二つが題となっていて、人間がより生物と化していて面白かった。人肉を食べないことで世界に反発していた主人公が、最後に理由は違えど人肉を食べない選択をしていた友人を食べることにした場面が良かった。友人の願いをきくことは多分人間特有で他の生物にはないのではないかと思うから。生命式という生物の本能が主体となった仕組みの上でも、主人公は人間のままで、世界に反発していたんじゃないかと思った。 「孵化」は主人公ほどのレベルじゃなくても誰しもが考えたことがあることなんじゃないかと思った。友人によって話し方が変わったり、環境によって行動が変わったり。本当の私はどれ?って思ったことがない人なんていないでしょうから。 - 2026年2月7日
コンビニ人間村田沙耶香読み終わった@ カフェ「普通」を崩すという点では『消滅世界』や『殺人出産』と同じことだが、これは性ではなく人間としての普通に対しての物語だった。 人間社会は普通ではないものは除外しようとする。そんな世界で主人公はコンビニ人間という生き物として生きていく。結末が良かった。その選択がやっぱり、主人公にとっての生きる手段なんだなって思った。まあけど、不気味なことには変わらない。 普通と違うと不気味になる。理解が出来ないから自分たちの領域から外す。主人公のような程度でなくとも、そういう風に仲間の輪から外された経験はみんなあるんじゃないかと思った。平成のオタクに対する目や態度はまさしくそれじゃないかと。そんなことを思い出した。 - 2026年2月7日
殺人出産村田沙耶香読み終わった@ 電車私は、10人産むことで1人殺せるシステムの中に入るだろうか?それが当たり前になった世界。今、私はヒトという種の存続のためなら自分も子供を産みたいと思っている。そのためなのか恋愛をして結婚をして妊娠して出産するという仕組みの上に乗っかることに違和感はない。むしろそれまで、その仕組みの外から外れたことのほうがおかしなことだと感じるようになっているくらいだ。となれば、殺人出産のシステムで種を存続させることが普通になった世界では、私はその正解の生き方を選ぶのではないかと思う。誰かに恋をすることと、誰かを恨むことは似ているし。過去に愛した人を現在では嫌っていることは誰しも経験があると思う。それと同じなのかもしれない。 「清潔な結婚」はラストが引っかかった。家庭内に性を持ち込みたくなかったのに、自分の性癖は子供を育てる上で弊害になることを実感し、嘔吐したのかな。性癖云々は抜きにして、清潔な結婚っていいなと思う。「消滅世界」に似ているなと思った。私も、夫婦の上には性欲はいらなくて、人生のパートナーが欲しい。恋愛なんて崩れやすいものの上にある夫婦という仕組みは脆すぎると思う。 - 2026年1月29日
男ともだち千早茜読み終わった@ カフェハセオみたいな友達っていたことがないからなかなか想像しにくかったけど、「解説」のところで、存在は少ないが確かに居る、とあって、私が出会えなかっただけなんだろうなと思った。「恋人よりも大事にしてしまう、唯一の自分の理解者のようなもの」って、恋人が自分の唯一の理解者ならいいのになと思う。まぁ、恋人関係になれば、これまで知らなかったところまで知ることになって別れるかもしれないからそうならないってことなんだろうが。けど、ハセオと神名のような数年来の友人の場合は、お互いのいいところも悪いところも知ってるから別れるとかないのでは?と思ったけど、一緒に生活するようになったらまた変わってくるんだろうなと思った。そう思えば、恋人関係を婚姻関係まで持っていって、生涯一緒にいることってかなり難しいことなんじゃないかと思ってしまうな。 - 2026年1月28日
- 2026年1月23日
- 2026年1月21日
消滅世界村田沙耶香読み終わった@ 電車今年読む本の中で一番面白いんじゃないかと思う。面白い本は色んな感情が出てくるが、これは溢れ出てきた。面白くて興味深くてちょっと恐ろしくて素敵だった。そもそも始まりからおかしくて、SFというにはこれまで私が読んできたSFとも違っていて、新感覚SFだった。 誰かとこの感情を共有したくて、つい妹に勧めてしまった。
- 2026年1月20日
星がひとつほしいとの祈り原田マハ読み終わった@ 電車繋がりのない短編集。 方言が多い。その分地方を想像しやすかった。 一番目の話が、中絶の話で、家庭のある男との子供をおろす女と、産む決断をした女子高生の対比が良かった。おろす側の女の心理描写がもっとあれば良かったなと思うので、いつかそういう物語を読んでみたいと思う。なかなか印象に残った話。 あとは、『星がひとつほしいとの祈り』がやっぱり良かった。タイトルになっているだけあって、感情が動かされた。最後までヨネが良い人で、そこは裏切られたが。それも加味して良い話だった。それでいくと、『長良川』も良かった。新婚の娘夫婦と、半年前に旦那を亡くした母親の話。旦那さんが素敵だった。こんな人が実際にいたらと思う。 全部、実際には存在してないような人たちだ。それなのに心動かされるのはなんでなんだろう。
- 2026年1月19日
- 2026年1月15日
BUTTER柚木麻子読み終わった@ 自宅好きだなーーー。登場人物の内面が詳細に書かれていて入り込めるこの作品が。とても良い。2日前に買ってもう読み終わってしまった。平日で仕事があったのに。そのくらいに面白かった。カジマナに対しても、里佳にも、伶子にも。 そしてこれは人間関係の本というか、料理の本でもあった。ご飯が美味しそうすぎる、美味しいものを食べたくなる、料理をしたくなる。 登場人物は多かったけど、カジマナのこと結構好きだった。価値観は私とは全然違うけど、そういうところが面白かった。私がもし対話したら、引っかかってしまうと思う。人に話を聞いてもらいたい人だから。Twitterが趣味な人とかも、同じなんじゃないかな。誰だって、誰かに見てもらいたいし、構ってもらいたいもんね。 その他には、友達とも恋人とも違う、避難場所が必要ってところが好き。自分の理想を詰め込んだ家は苦しくなる。そんな時の逃げ場所。誰かにとってのそういう場所になれたら、その時その人は寂しい人じゃなくなるんだろうと思った。私も誰かの逃げ場所になりたい。 - 2026年1月13日
アヒルと鴨のコインロッカー伊坂幸太郎読み終わった@ ホテルたまたま古本屋さんで手に取って買った本。元から伊坂幸太郎は読んでいたので、買うに至った。やっぱり安定に面白くて、買って正解だった。 時間軸が2つで物語が進んでいくのが、徐々に謎が開けてくる感じで爽快だった。 - 2026年1月12日
- 2026年1月8日
- 2026年1月6日
蛍たちの祈り町田そのこ読み終わった@ 電車タイトルに惹かれて購入した。蛍のような儚く美しいものが好きだ。この物語の中では二人称が「君」の人が沢山出てきて、自分と同じで、時々現実に戻されることになった。そうじゃなかったらもっとこの作品を好きだったと思う。 親と子の物語で、年齢的に子を持つことを考え始めている私にとっては刺さるものがあった。犯罪とか虐待はしないとは思うが、子供が将来大人になって、自分の子供時代を振り返った時に「幸せ」だと思えるような幼少期を私は提供できるのだろうか?衣食住が揃っていればいいわけでも、生きていればいいわけでもないし、大学まで通わせたらいいわけでもない。幼い頃に母に抱かれたちょっとの記憶だけでも、親を殺したいほどに憎む気持ちが揺らいだりする。親が子供を思う気持ちよりも、子供が親を思う気持ちの方が大きいのかもしれない。
- 2026年1月5日
盲目的な恋と友情辻村深月読み終わった@ 電車26年一冊目。 積み本としていつ読むか迷っていたが、通勤時間が片道2時間になったのでお供に選んでみた。帰りの電車で読み切ってしまって、あっという間に物語が終わってしまって、近いうちに私はまた読み返すだろうと思った。 前半と後半で語り手が異なっていて、別の視点から見ることができる。 タイトルの通り、前半は恋、後半は友情だ。どちらも「盲目的」の言葉がピッタリで。 感情の表現が素敵で、けど誰にでも当てはまるようなことなので、うっかり最近の自分の出来事を思い返して当てはめそうになった。好きという感情は全てにおいて優先されるべきものなのか?恋愛に盲目的になっている時の私に読ませてやりたい。2人の主人公だけじゃなくて菜々子の気持ちもなんとなく共感できてしまうから読んでいて面白かった。 - 2025年12月30日
あとかた千早茜読み終わった短編集だけど繋がっていて、短編集に物足りなさを感じる自分にとっては読み応えがあって良かった。 ストーリーも面白いが、解説も良い。恋愛はpassion。 『そうだよ、自己満足だよ、他人の想いなんてわからないんだから全部そうさ。でもさ、望まれなかったから何もしませんでしたってのは、痛覚ないって言うから殴りました、と同じだ。人のせいにしてる。それって結局、自分が傷つきたくないってだけだろ。そんなの嫌だな、俺は。いいんだよ、自己満足で、自分がしたいことすれば』 『抱き合いたいって気持ちに大義名分はいらないよ。好きだったら自分だけを見て欲しいし、ずっと一緒にいたいと思うのは当たり前だよ。そのために悪いことをしてしまったとしても、それを望んでしまうのが人間でしょう』 『たとえ明日、世界が終わるとしても魚も人もきっと恋をするもの。 惹かれた相手と一秒でも長く一緒にいたいと願うはずだよ。』 『「恋愛」は、情熱の後に受難がやって来る、ということを承知の上で生まれるものだった』
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